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"Test & Learn" という呪文
「P&Gマフィア」と呼ばれる、
P&G出身者の活躍が止まらない、
そんな内容で以前に記事を書いた
ことがある。
外資系企業ゆえ、彼らがよく使う
キーワードには、英語がとても多い。
タイトルに掲げた「Test & Learn」も、
そんなキーワードのうちの一つだ。
「Test」も「Learn」も、中学生で習う
単語なので、意味自体は多くの人が
すんなり理解できることと思う。
この二つを「&」でつなげたときに、
少しばかり特殊なニュアンスが加わる。
要は、「PDCAの早回し」であり、
「テストマーケティング」とほぼ
同義語だと言って良い。
ふと、いつ頃からこの言葉が使われる
ようになったのだろうと思い、
ググってみたところ、Wikipediaが
上位表示された。
リンク先は英語なので、かいつまんで
中身を紹介すると以下の通りである。
Test and Learnとは、小売業者、銀行、その他消費者を相手にする企業が、少数の場所や顧客でアイデアをテストし、影響を予測するために行う一連の手法。
元々は、キャピタル・ワンという金融グループが1988年頃から積極的にこのプロセスを試してきたところから、一般にも広がっていった。
以下の3つの質問に答えられるような設計をすることが多い。
・KPIにどんな貢献をするか
・店舗や顧客の質によって異なる影響が出るか否か
・アイデアのうちどの要素が実際に機能しているか
正に、小さなスケールでテストを行い、
その結果を受けて更にテストを繰り返すか、
全体にロールアウト(展開)していくと
いう、「テストマーケティング」の概念
そのものと言ってよさそうだ。
更に言えば、ここ最近再び盛り上がって
いる感の強い「エフェクチュエーション」
のことも想起させる。
これは、成功する起業家に共通する原則
と言われるもの。
このnoteでも、何度か取り上げて来た
概念である。
そのエッセンスは、
「ゴチャゴチャ言わずに、やってみよう!」
というものだと言っていいだろう。
小さなスケールでいい。
最初から大成功狙いなどせずに、
とにかく行動を起こす。
そこで得られるであろう「真実」に
向き合っていけば、学びは加速し、
創発が起こる。
Test & Learn
エフェクチュエーション
PDCAの早回し
テストマーケティング
どの言葉がしっくり来るか、
人によって異なるだろう。
是非自分の口や耳にしっくりと
馴染む言葉がどれなのかを検証し、
それをひたすら呪文のように
唱えると良いのではなかろうか。
己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。