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ふと思い出す過去に意味は多分ない。

映画「ちょっと思い出しただけ」。
別れを選ぶことになった恋人たちの物語を1年のある日にフォーカスして振り返る内容になっている。

人間関係は時の流れで少しづつ変化していくし、
多分自分が気づいていない変化もたくさんある。

それをたまたま切り取ったら、
日常に溶け込めるようになれるのではないか…。

ちょっと思い出した過去には特に意味もないし、それを思い出した時の自分はたまたまでしかなくて、本当にちょっとだけなんだ。

だから過去の恋人の日々は思い出にできるし、
ちょっとだけしか思い出せないものになっていくのかもしれない。

ちょっとって人によって違うと思うし、
ちょっとだからいい思い出も、苦い思い出も
自分の中でいつの間にか忘れてしまうのだろう。

恋人って別れるか、結婚か、しか未来なくなるのある意味すごい極端だよね。と言われたことがある。
大切だった人がある日突然、赤の他人になる。それが恋人。
未来を考えたら、永遠か終わらせるのか。そうなるけれど、
付き合う時に終わりを考えない。基本的にはそうだと信じたい。

だからこそ、終わりが訪れる変化が
尊くなり、そこに到るまでの変化が
心の変化が切なく感じてしまうのだと思う。

終わりを想像していない。
永遠だと思っているからこそ、
変化に気づかないふりもしているし
それにすぐに気づけないのかもしれない。


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