見出し画像

Power Automate Desktopの使い方個人的なコツ公開 Windowsは無料で業務自動化する時代へ Pythonはお払い箱か?

端的にいって、会社でWindows10以降を使っている場合、自動化がとても簡単にできるようになりました

無料でインストールできるPower Automate Desktopを使って前のめりに業務自動化をしていくことは、一度分かればとても簡単なことです。

逆にこれを知らないでいる企業・部署・従業員は、業務スピードにおいて取り残されていく懸念があります。

今後数年は業務効率化施策のど真ん中直球がパワーオートメイトになるだろうと予想します。もちろん、業務自動化は売り上げを作るマーケティングや営業の現場でも力を発揮するでしょう。PowerAutomateDesktop無料というのはゲームチェンジなのです。

Windowsは無料で業務自動化する時代へ

2021年は日本におけるPowerAutomateDesktop活用の黎明時代に突入しています。媒体も活発です。

今年導入するのがちょうどいいだろうと思います。

一昨年、コロナ前に展示会をまわって業務効率化のツールについて調べ、また、ニュースで「マイクロソフトのPower Automate Desktopがもうすぐ日本語化される」「無料で使えるようになる」といったことも知っていました。

2021年7月、あらためて続報を調べたら、既に日本語化され、4月くらいから日本でもウェブ媒体で記事が書かれるようになっていました。

「タダで使えるWindows用業務自動化ツールを活用! Microsoft『Power Automate Desktop』の使い方」 2021年4月9日 Impress PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/topic/review/1317232.html

7月には「できる」シリーズが発刊されました。(買いました)

「できるPower Automate Desktop ノーコードで実現するはじめてのRPA」2021/7/20 インプレス
 https://www.amazon.co.jp/dp/4295011754/

PowerAutomateDesktop個人的な使い方のコツ

次の一連の業務に活用することを考えてPowerAutomateDesktop(無料版)触ってみた結果としてコツと思えたことをシェアします。

ウェブからファイルをダウンロード → エクセルで加工 → グラフができる → パワポに貼る → できたファイルを保存

※作業手順が明確であること。作業の結果が会社にとって利益を生むと上司や周囲の人々から理解されていることの2つももちろんおさえておくべきことです。
※詳しい操作などは前述の本をみるとわかるので割愛します。

あまりツールの各パーツへの知識がない状態でRPAフローを作成する場合のコツはズバリ、キーボードショートカット活用を中心にすえて自動化フローを組むといいのではないかということだと思いました。

事前に「どんな作業もキーボードショートカット※だけでこなせるだろう」と強く意識します。そうでないとPowerAutomate上にパーツの選択肢があり過ぎて迷って挫折しそうです。

※「ctrl+c」でコピー、「Tab」で移動、などに代表されるキーボードだけの操作

使用するアプリの起動はアプリによって異なります。一般的なアプリとして起動する方法と、そうでない方法があります。エクセルはエクセル、ブラウザはブラウザとして起動して、より細かい指定がRPAツール上で可能です。

アプリを起動したあとの作業は、キーボードショートカットで操作するかどうかを決めて指定していきます。

キーボードショートカットで操作しないケースは主に2つです。

1つはキーボードショートカットよりも便利なパーツがある場合。エクセルをエクセルとして起動している場合は、任意のセルを選択することなどが可能です。

もう1つは、キーボードショートカットだけでは立ち行かずマウスのクリックなどが必要となる場合です。

※もちろんループや条件や変数そして待ち時間も使うわけですけど、とくにエクセルはキーボードショートカット中心に考えると迷いが減ります。

まとめるとこんな図になります。

画像2

追記:
このコツに沿ってフローを作ってみた記事を作成しました


作成に2倍以上時間がかかるPythonによる自動化は捨てる。Pythonにしかできないことは続ける。

PowerAutomateはけっこう動作が重たいと感じるのですが、それでも、自分の場合は単純にPCデスクトップを自動化するPythonコード(PyAutoGui、openpyxl、seleniumなどを使用)を書いてデバッグしてを繰り返す場合と比べ、40%くらいの時間で業務使用に耐える自動化フロー(Pythonの場合はプログラム)を作成できると思いました。

コードを書くこと自体は興味もあったし楽しいのですが、自分のスキルが低すぎたのでした。

これからPythonで行うことは、エクセルにできない部分だけになる。つまり、AIに分類される種類の計算、エクセルにないグラフ描画といったデータ分析関連だけになるかなと思います。

なお、PowerAutomateからPythonコードの実行やVBAで作ったマクロの実行も可能です。これまで作った自動化プログラムも無駄になりません。

なお、当方は1年半ほどエクセルVBAを使ってきたところ、昨年6月に唐突にPythonを始め、このnoteに業務効率化のための自動化のコードを少し公開してきました。ご興味ありましたら参照ください。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?