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あなたはついやっちゃってない?ストレス値の高い危険なリプライ

Twitterをやっていると大抵の仲良い人は意図を汲み取ってリプライ(以下、リプ)をくれるのですが、残念なことにそればかりだとは限りません。オンラインでのやり取りは風通しが良く、それ故に事故を起こした時にあっという間に人が離れていってしまうというリスクもあるので、本日はその危険性についてお話させていただきます。

ストレス値が高いリプ、低いリプ

基本的に、すんなりと返せるものはストレス値が低いです。ただ中には返答に困るリプもあります。

例えば、お腹が空いていてこんな風にツイートをしたとします。
「大阪の難波で粉物のお店を探してます。良いお店知りませんか?」

ストレス値が低いリプ

ここはオススメのお好み焼きやたこ焼き屋さんをリプに入れるか、自分もお腹が空いた事や「粉物いいなぁ!」といった風に共感を入れるのが一般的でしょう。

そういったリプには特に頭を使わなくても以下のような返信ができるはずです。
「こんなお店あったんですね、ありがとう!」
「あー前いったことがあります!」
「やっぱりせっかく大阪に来たんだからたこ焼きとか粉物食べたいですよね~」

ところがTwitterをやってると突然、以下のようなツイートをする人たちが時々現れます。

ストレス値の高いリプ

「粉物とか太るよ?」
「外食は高い、自分で作った方が安いよ」
「美味しいケーキ屋がその近くにあるんだよなあ」

といったリプが入ってくることがあります。
1つひとつマジレスしていくと・・・

「粉物とか太るよ?」
→太るかどうかは問題ではありません。ツイートしてる人は大阪で美味しいたこ焼きの店を知りたいのです。

「外食は高い、自分で作った方が安いよ」
→高いか安いかの問題ではなく、ツイートしてる人は別に機材も小麦粉もソースも買って作りたい訳でも節約したい訳でもありません。

「美味しいケーキ屋がその近くにあるんだよなあ」
→地域に反応しちゃったパターン。たこ焼きの話をしてるのに、なぜいきなりケーキの話を?

マジレスと書いたのは、実際にこう言っちゃうと角が立つのでおそらく自分も表面上は受け流すだろうなと思ったからです。

ただ、求めてもいない助言やコメントをしてるだけになりますから「こいつ空気読めないな」と思われてしまう訳です。

これらのリプに一貫して言える事は、元のツイートをした人の考えを置き去りにして、リプしてる人が言いたいことを優先してしまい、話のゴール(着地点)を無視しているということです。ゴールを無視するという事は、スタート地点の方向性を無視して言葉を投げているという事でもあります。これでは会話があさっての方向を向いてしまい、軌道修正に時間とエネルギーを要します。このエネルギーが多ければ多いほど、かかるストレス値も高くなります。しかも軌道修正にかかるエネルギーが無限の人も大勢居ます。

軌道修正しようとしても、オープンな場だとすぐ泥沼化する

とはいえ書いてる人には悪気がないのです。ないだけに治す事は非常に難しい。しかもTwitterは公の場なので「すいません、今太るとか痩せるとかの話なんかしてますっけ?普通に美味しい店知りたいだけなんですけど」と返信しようものなら、活字でのやり取りですし表情が見えないと怒ってるように見えたり、相手はすぐに吊し上げになってしまいます。前述したように角が立ってしまったり、不特定多数の方から怖い人だと思われてしまうというリスクもあります。

しかも、そういう人は指摘をしたとしても、聞き流すか怒るだけで改善の余地がありません。関わっていてもこちらの貴重な時間を奪われるだけですし、彼らがその埋め合わせをしてくれることは基本的にないのです。私はそういう相手を「ヤバい奴」だと判断して、ストレス値が一定数に達したらブロックやミュートを使ってタイムラインに現れないようにして自分の画面を快適にしています。

優しい人に甘えてはいけない

もしかしたら気を使って上記のような発信者の意図を無視したリプをしてしまっても、波風経てないように気遣ったリプを返してくれる優しい人も居るかもしれません。ですが、それに甘えてはいけないというのが私の考えです。ここで甘えるということは相手の時間を、さも当然のように粗末に扱うことと同義だから。

Twitterはリトマス紙?

私はTwitterをある意味、リトマス試験紙のように扱っている時もあります。実際にお声がかかってお会いして遊ぶかどうかを考えるときに相手と「話が噛み合うかどうか」は非常に重要な判断材料で、ちょっとでもヤバいと思ったらこちらから関わらないようにすれば、言い争いに巻き込まれたり危ない目にあったりする事を避けることが出来るからです。それが自分の身の周りの大事な繋がりを守ることにも繋がりますし、大変傲慢な言い方かもしれませんが、その人と同レベルに見られてしまうことを防ぐことも大切です。この記事を読んでくれてるあなたの「顔」は「株」であり、泥を塗られないようにしたり、株価が落ちないようにしましょう。リスクは回避できるならそれに越したことはありません。

逆に自分も襟を正さなければ!

これは自分も決して他人事ではなく、絡みに行った相手の意図を正しく汲み取れないこともよくありますし、ふざけたつもりで書いたつもりが相手を真剣に怒らせてしまうこともあります。


長々と書いてしまいましたが、もしかしたら
「そんな長々と書かなくても普通にしてればいいんじゃないの」
「常識があれば別に何の問題もないんじゃないの」
「空気読めればいいんじゃないの」

って思った人も居るかもしれません。確かに自然体で空気が読める人には不必要な情報だったかもしれませんが、私は人との距離感のピントを裸眼であわせて把握できるほど優れたコミュニケーション能力を持っていません。

正確につかむ為には視力矯正するメガネや、標識のようなものが必要なのです。皆様にとって今回の記事が、それになれれば嬉しいです。ご精読ありがとうございます。

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