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Web会議の9つの問題を解決する

今回のコロナ禍により、急にZoom, Meet, TeamsなどのWeb会議を使い始めたという人も多いでしょう。これらのツールは使い始めるのは簡単ですが、上手く使っていないケースもよく見かけます。あなたのWeb会議は、顔が暗かったり、上から見下ろしていたり、残念なケースに該当していることはないですか?

今回は、私がこれまでに直面した問題を解決するノウハウとグッズを具体的に共有します。

問題① 上から見下ろした画面になる

一般的にオフィスの机も家のダイニングテーブルも高さは70cm程度ですが、その高さに合わせた椅子でテーブル置いたパソコンでWeb会議を行うと、カメラを見下ろすことになってしまいます。結果として、下図左側のように相手から見ると見下されているような感じになるわけです。

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これを解決するには、Web会議用のカメラを自分の目線まで上げる必要があります。私の場合は、写真のように箱を置いて10cmほどパソコンを上げました。

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こうすることで、パソコン内蔵カメラに真正面で向き合うことになります。

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社内のWeb会議ならまだ良いですが、社外のWeb会議やウェビナーでこういう角度で話している人も少なくありません。要注意です。

問題② 顔が暗くなる

在宅勤務では昼間の会議が多く、家のテーブルに向かうと窓からの光で逆光になってしまって顔が暗く見える人が少なくありません。逆光にならないためには、窓に向かって座ると良いのですが、部屋のつくりによってはそう簡単にいかない人も多いでしょう。

Zoom逆光

確実かつ有効な解決策は、自分の顔を直接照らす専用のライトの購入です。専用ライトがあると、夜の家のライトで逆光になったり曇天の日に暗くなったりということがありません。

私は、最初は部屋に元々あった間接照明を自分の目の前に持ってきて顔が明るくなるようにしましたが、間接照明なので光量が不十分で、直接照明のライトを買いました。私が買ったものは、値段もお手頃、リモコンも付いていて点灯のオン/オフを座ったままできるので便利です。

問題③ 声が聞き取りにくい

私はMacBook Proを使っていて、これまで長いことWeb会議はパソコン内蔵のマイクとスピーカーで特に問題なかったのですが、在宅でのWeb会議が増えると「声が途切れがち」との意見を聞くようになりました。家の回線速度が原因かと思って速度を測ったのですが回線速度には問題なく、しばらく原因不明だったのですが、高性能な外部スピーカー/マイクに変更したら解決しました。ここで大事なことはBluetooth接続にせずケーブル接続にすること。理由は、音質の劣化と若干の遅延が発生するからです。

ちなみにヘッドセットも持っていて、こちらも音声としてはバッチリなのですが、見栄え上の理由でWeb会議では基本はマイクスピーカーにしています。なお、いろんな人の話を総合すると、マイクスピーカーは安物にしないほうが良いようです。私が使っているものも少し値が張りますが、ANKER製のものです。

問題④ 名刺交換ができない

初対面でWeb会議を行う場合に、名刺交換が出来ないことが不便です。その解決策は、名刺交換サービスのQRコード(URL)をバーチャル背景に入れること(写真:この写真のQRコードはダミーです)

私は、Eightという名刺交換サービスの私の名刺のQRコード(URL)をZoomのバーチャル背景に使って交換ができるようにしています。

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問題⑤ バーチャル背景がうまく表示されない

ZoomやTeamsの「バーチャル背景」を使うと記者会見のような正式なものでも、家から実施して何も問題ありません。しかし、バーチャル背景を使う時に、上手く自分だけをくり抜けなくて幽霊のように見えてしまうことがあります。

理由としてはは、背景に色の違う家具やドアなど背景が複雑なことや、背景を認識するためのCPUパワーが不足していることなどが考えられます。また、Mac OSやTeamsバージョンが古いということもあります。

まずやることは背景を単色で単純な壁にすること。家のつくりで難しい場合には、グリーンスクリーンの設置も有効です。私は、白い壁紙の所をテレワークコーナーにし、また妻の実家のある長野では、グリーンスクリーンを購入して使っています。

問題⑥ フルスクリーンの共有が難しい

Web会議でプレゼン画面を共有する際には「全画面表示」にしたいもの。しかし、Zoom配信をしているマシンで全画面表示にしてしまうと、手元の制御がなかなか面倒です。そこで私が使っているのは、プレゼンにはiPhoneの画面を使うことです。iPhoneのKeynoteをZoomで共有すれば、Macbook Proの画面は邪魔されずにZoomの操作や裏方での連絡に使うことができます。

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その方法は難しくありません。Zoomの「画面を共有」で右上の選択肢「iPhone/iPad(ケーブル使用)」を選んで、iPhoneで画面表示するだけです。「iPhone/iPad(AirPlay使用)」でも同じことができますが、若干遅延が発生するので、ケーブル直結がお勧めです。

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問題⑦ タブレットやスマホをが見づらい

Web会議だけに限らないですが、Macbookの横にiPadのホルダーを置いていつでも見えるようにしています。家からプレゼンを行う場合は、リアル会場にいるようなタイムキーパーの人はいませんからウェビナーや記者会見の場合は時計やタイマーを大きく表示します。それ以外のときは、在宅テレワークで使用しているメッセンジャーをiPad側で表示して不要な音が入らないようにしています。

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私が使っているのは、ELECOM製のアームが自由自在に動くものです。

問題⑧ 喉が渇きやすい

Web会議やWebプレゼンが増えると、喉を駆使することがあります。あまり頻繁に水を飲むわけにもかないので、部屋に加湿器を置きました。エッセンシャルオイルを垂らすと好みの香りにも出来て快適感が増します。

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私が使っているのは、ドウシシャのアロマ加湿器です。

問題⑨ 腰が固まりやすい

在宅テレワークにおいて、椅子は重要なアイテムです。多くの人が快適なワークチェアを新たに買い求めているようですが、私は家にあったバランスボールを使い始めました。在宅テレワークで運動不足になりがちななか、腰の鍛錬にもなって良いようです(笑)


長引く在宅勤務。少しでも工夫して、あなたなりの心地よい在宅テレワークライフを作りましょう!



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