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アメリカアパート騒音事件その2

ピムタです。
アリゾナ州は、毎日ピーカンで45度前後の気温が続いています。想像できますか?45度ですよ。日本では味わえない気温です。しかし、湿気がないため、サウナのような体感です。しかも日光が皮膚にジリジリする。これも日本では味わえないので、アリゾナは毎日がサウナ日和とか言っておけば、かわいらしくまとまるかなと思います(?)

熱中症ですが、高確率でかかります。水も塩も摂取するのが基本で、できなければ死にます。そんな砂漠地帯です。そこで私は言いたい、こんなところ誰が開拓したんだよコノヤロー!おかげで、住む羽目になったじゃねーか!!そんなアメリカ駐在妻、おかげさまで2023年8月6日で2年目を迎えました。

入居して2週間で引っ越しが確定

前回の記事で、アリゾナの新居であるアパートで騒音問題が起きたことを書きました。今回はその続きになります。

カリフォルニアからアリゾナのアパートに引っ越した日から、上の階の部屋からの騒音で、精神的に参り始めたころ、ついにアパート管理スタッフにクレームを入れることに成功。しかし、戦いのコングはまだ鳴り始めたばかりでした。

アパート管理スタッフにクレームを入れた次の日、ようやく部屋が静かになると思いきや、まったく変わらず、上の部屋からのドンドンという足音、何かを落とす音が聞こえました。え、あれ、スタッフさん、上の階の人に連絡してないのかな・・・。

不安になり、もう一度スタッフのもとに行って、結果報告を聞きました。上の階の人に騒音について伝えたところ、謝っていたとのこと。しかし、状況が改善されないことを伝えると、う~ん、週末まで状況を確認したいから、土曜日にまた来てほしいと言われました。

土曜日まで、、今日が火曜日だとして、この騒音部屋に少しでもいるなんて耐えられない・・・。

今回の騒音問題で一番キツかったのは、騒音を長い時間聞いている私でしか、騒音を1日中、年中聞き続ける苦しみを理解できにくいということでした。主人は、平日の8時から20時までは仕事でおらず、あまり騒音の被害をうけていないのと、ある程度、騒音の許容範囲があるせいか(うるさいテレビの音とかに耐性がある)いまいち私の辛さを理解してもらえませんでした。アパートの管理スタッフの方に、一番騒音のひどい時(特に17時から21時)に聞いてもらいたいとは思ってはいたものの、その時間帯にはスタッフさんは帰宅されていて、聞いてもらえないという欠点がありました。そして、一時的に騒音を聞いてもらっても、大したことがないと思われる可能性が高かったので、私の部屋に呼びにくかったというのもありました。

専業主婦で、猛暑のアリゾナと車がなくて外に出られない私にとっては、アパートの自分の部屋にこもることしかできない。それは地獄の牢獄でした。

いまいち状況が理解してもらえないと察した私は、次の日にもう一度アパートの管理スタッフのところに行き、プレゼンしました。この問題の原因はなんなのか、問題解決のゴールはなんなのか、騒音が起きるタイムテーブル、騒音の種類、程度、すべて表にして、図解にして、A4サイズの手書きの資料を作ったうえで、プレゼンしました。しかも英語です。そんなに英語が話せない私は、言語以外での手段でプレゼンするしかありませんでした。得意な絵も描き、会社生活で培ったわかりやすい話し方で。マジで必死でした。結果、スタッフの方に、状況を理解してもらえた上、私の伝え方がよかったとほめていただきました。
やったよ!!やってやったよ!!でかした自分!!!その日、私は久々に上機嫌でした。

騒音タイムテーブル
騒音の原因についてのブレスト

しかし、努力した甲斐は残念ながらなく、状況は変わらず、土曜日を待つことに。

結局、週末の土曜日が来るまでに、管理スタッフに追加で1回、夜間はアパートセキュリティ会社に2回、騒音で通報しましたが、たいして状況は変わらず、という日々でした。気が、狂いそうでした。というか、狂っていました。

私は、もう別のところに引っ越そう、とても耐えられないと毎日主人に泣きつくようになっていました。そうはいっても、引っ越したばかりで、費用が掛かっているのに、また引っ越しで、費用はどうなるかわからないじゃん?とか言われる始末。

そんなことはわかってるんだよ!!!このアパートを選んだ自分を何百回責めたと思ってるんだよ!!てめーは昼間いないからこの苦しみがわらなねーんだよ!!クソが!!!

普段、あまり怒らない自分から、口には出せない暴言が心の中から出まくりました。そんな状況がとても苦しい、助けてほしい。そして、金曜日には、主人が、じゃあ、引っ越すにあたって、何をしたらいいか、何の費用がかかってくるかをまずは相談しよう。という話をしてもらえるようになりました。私の状態に、主人がイライラし始めたところでした。

やった!!!やっとこの状況から逃げられる。嬉しい…。そして、待ちに待った土曜日、アパートの管理スタッフ、主人、私とのミーティングが行われました。

結論、騒音はおさまらないので、スタッフさんに、同アパート内の別の部屋に引っ越す提案をいただきました。そこは4階で、最上階。上からの騒音は聞こえない部屋。今と同じ部屋の間取り。正直、部屋が狭いと感じていたので、もっと広い部屋がよかったのですが、主人が上司に伝える時にややこしくなるからという理由で、スタッフさんが提案してくれた部屋で話を進めることになりました。

しかし、そこでスタッフさんからの衝撃的な一言が。

新しいアパートが使用可能になるのは、8月末です。

え、8月末?あと一ヶ月半以上、そんなに待たなくてはいけないの???
いやいやいやいやいや、そんなに待てない、耐えられないよ。。。しかし、主人の意向を考えると、待つしかない。その間、騒音に耐えていくしかない。。。

そして、スタッフさんとの面談日以降、8月末まで騒音に耐える日々が続くのでした。

以上


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