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お父さんも喜ぶよねって

昨日お兄さんにLINEで

先週兄たちが泊まって兄たちが食べたものと

同じものを食べた報告をした

毎度の間抜けな私は1週間違いで予約して

一緒にお参りできなかった

「お参り明日行くね」とLINEしたらお兄さんは

お父さんも喜ぶよと送ってきた

そこで私はまだすんなり受け入れられない自分に気づく

別に喜ばせたいわけではないし‥

正直なところ母が行けと言うから行く

兄に会えるから行く

今回は1週間ずれて会えないけど


父が亡くなった

私は当時毎晩ネトゲで夜更かししていた

眠ってふと気がつくと母からのメールの点滅

「お父さんがお風呂で溺れて救急車で運ばれた」

私はまたか‥と思ってすぐに眠った

それまでも酔って転んだりして

2回ほど運ばれていた

翌朝目が覚めるとまた母からのメール

「お父さんが死にました」

私は娘と声を上げて泣いた

すぐに病院に行こうとすると

小2の娘はパンを食べるから行かないと言った

私は自転車で救急病院に行った

タクシーは贅沢なんじゃない?と不思議な意識が働く

ベッドの上にお父さんが横たわっていた

母は警察が来るからと自宅に戻った

事件が事故かを判断するとか

私はしばらく泣いて

ふと横にいる看護師に気がついた

葬儀社に移動してほしいことを

私に言う役目と気づく

そして着ていたパジャマどうされますか

とビニールに入った見慣れた濡れたパジャマを出した

私は捨ててくださいと言う

そんなん要る訳がない

現実を受け入れられない

死んでるお父さんが横たわっているのに



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