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リモートワークでもいい組織でいるために

1.はじめに

Nサロンメンバーの
ぴこぴー(ひろき)と申します。
2回目の投稿です。

今回は日経新聞朝刊のテーマ企画、
日経COMEMO、
「リモートワークで成果を出す組織とは」
への投稿となります。

話の大筋は以下の通りです。

2.成果を出す組織の要件
3.リモートワークで失われやすい要件
4.失われやすい要件の回避
5.リモートワークで成果を出す組織とは
6.雑感

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2.成果を出す組織の要件

要件は数多あると思いますが、
ここでは以下3点とします。

 ⅰ.組織構成員の共通知識
 ⅱ.各者の考え方・価値観を共有
 ⅲ.理念やクレドの共有

”ⅰ.組織構成員の共通知識”は、社会人基礎力
ビジネス基礎力、共通認識・常識など
ボトムアップ的な要素です。

そこそこのコミュニケーション・コスト
そこそこ意思疎通できる体制整備と言えます。

”ⅱ.各者の考え方・価値観を共有”は
私見ではありますが、ロス少なく、
成果を出す組織に繋げるには、
全員の全体最適への意識が鍵となります。

セクショナリズムやポジショントークが、
横行することがままあり、組織運営の
阻害に繋がるからです。

例えば、異動しても同じ建物や同じフロアで働いている場合、立場が変わったからといって手のひらを返したような発言はしにくい。ご都合主義的な言動に対しては、直接、多くの人(近くにいる以前の仲間)から冷たい視線を向けられるからだ。しかし、別の建物や拠点で働くようになると、直接冷たい視線を浴びせられることは少ないため、ポジショントークがやりやすくなる。手のひらを返した発言をしても、怒りや軽蔑の視線を向ける人がいないからだ。同じ理由で、直接会わない会議や電話、メールなどでもポジショントークは行いやすい。

参考:ポジショントークさく裂で本社と分断してしまった工場

各人や各部署が何を大事にしてるか、
行動基準や価値観の共重、
これが組織として高品質の
アウトプットやPDCAに繋がります。

”ⅲ.理念やクレド”は、皆が同じ方向を
見るための地図や旗。全体最適は
この地図や旗の先だよ、と示す道具です。

3.リモトーワークで失われやすい要件

リモートワークは顔が見えなくなる分
先の引用のようにポジショントーク、
個人がタコツボ化しやすい環境です。

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参考:HRPRO「今月の人事規定 第2回」

4.失われやすい要件の回避

ではリモートワークは悪か?と
問われれば多くの方は”NO”と答えるかと
思います。私も同感です。

ただ手放しに”YES”ではなさそうだな。と、
では何が加われば強い”YES”になるか。
2章で語った要件を満たすことです。

特にⅱ.それぞれの考え方・価値観を共有
については、意識的に補完する仕組みが
必要です。ザツソウ、考え方や価値観の
定期的な発信・受信など考えられます。

5.リモートワークで成果を出す組織とは

組織が錦の御旗である”理念”を大事にし、
個々人が想いをもって”理念”を果たし
内的報酬(役割、人との繋がりなど)を
得ていく、2つがバランスしている事。

▼エンゲージメント 企業と社員が信頼し、貢献し合うような状態のことを指す。所属組織に対する「従業員エンゲージメント」、仕事に対する「ワークエンゲージメント」に分類されるが、明確に区別されずに「働きがい」のような意味で使われることが多い。
エンゲージメントは主に職務のやりがいや自己成長、挑戦したり、協力したりする組織風土、人間関係などで構成される。生産性向上や社員の離職防止などにつながるとして、重視する企業が増えている。

引用:日本経済新聞

そして2章で挙げた要件の遵守など基本に
忠実で、変化が訪れても基本に還る能力を
持つ組織とも言えます。

6.雑感

今回は黒坂宗久(黒坂図書館 館長)様に
お誘いを受けての投稿です。黒坂様は
非常に有益な記事が多い事が特徴です。

「リモートワークで成果を出す組織とは」
でも投稿されているので是非ご覧ください。

さてコロナ禍は大きな変化点ではあるが、
組織や個人にとって大事なことや本質が
変わったわけではありません。

様々な手法を試し良ければ採用、ダメなら戻す。
使わざるを得ないなら悪影響を最小化する工夫。
そういったトライアンドエラーが
組織でも個人でも必要かなと思います。

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7.終わりに

ここまでお読み頂きありがとうございます。
何か得るものがございましたら、幸いです。
今後も皆様にとって役に立つ情報を発信すべく
精進していきます。

ご意見やアドバイスがございましたら、
メッセージをお寄せいただけると嬉しいです。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

8.追記(実体験から)

リモートワークによりセクショナリズムが
加速されないかと心配になります。

コロナ前から感じていたので。

出荷直前で、品質を確認できてないから出荷を
遅らせろと一方的に言われる。製造現場で
当日朝に急な順番変更を知らされ、本来必要ない
作業が生じ士気が下がる。などです。

皆職務に忠実であり、悪意からではありません。
場所が離れると意識が薄くなる。それだけです。

一方で、リモートワークで人間関係における
コストが減ったことを喜ぶ人もいます。

それも一つ真実ですが、人間は社会的な動物ゆえ
深層心理レベルでは大なり小なり他者と
繋がりたいと考えているはずです。
(少なくとも私の場合はそうです。)

私はオンラインだけでは人と繋がりたい”飢え”を
満たせませんでした。幸い(?)翌日出社でしたが。
同じ感覚を持たれた方もいるかもしれません。

そんな体験からリモートワークが普及したら、
心と心のつながりが重視されると考えます。
そしてそれが成果に繋がると意識されるのでは
ないでしょうか。

ところで、オンラインでは心と心は
繋がらないでしょうか?
私はそうは考えません。
真心のある手紙で心が動いた事があるからです。

相手のことを知る。共感する。大事にする。
その方法を考えることこそ「リモートワーク
でも成果を出す人材」と思います。

いつも一緒に仕事をする他部署の方に
(恥ずかしいですが)部署では、その方は、何を
大事に仕事しているか聞いてはどうでしょうか。

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