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Alien Mind Cafe#13

「この頻度はやばいな」
「座礁する可能性が高い」
週3位の割合ではんは来ていた
毎回同じ据えた匂いがする内容だった
1ヶ月以上、店も休業していたので客も離れていてピカは暇だった
わたしは海外でのインプットを経て、次の動作の態勢に入りたかった
そこにタメニタメタインプット過多が道を塞いできた
「邪魔するな」と何度も伝えた
はんとは10年以上話してきた為、ほとんど理解している
これが月1位の来店数なら、ほどよい距離感でいられるのだが、いかんせんはんにSWが入っていた
「これは困ったな」
言ってる事は頻度を増す度にスピり始めていた
何度かこの頻度で来店されても困る事を告げた
このまま行くと衝突してしまい
また暫くピカに来づらくなるぞと伝えたがもうダメだった
「俺はオメェのガス抜きじゃねーぞ」
感覚的な話から始まりそのままいつもの所へ向かった
ほとんどが音楽の話でありしんどかった
はんは完全にスピッていた
風鈴を楽器にすると言い
風鈴の収集に躍起になっていた
風鈴は10個以上になっていた
全部で100,000円以上に投資になった
そこから新たな着想を経て「拍子木」に辿り着く
そのまんまじゃつまらないと言う事で、「お箸」に向かう
京都の箸専門店には大きなお箸があり、拍子木としても音が鳴りますと調べがつく
お値段は30,000円〜ですみたいな世界
「京都に買いに行かなきゃいけない」
「いけよ」
「休みの日は予定が入っている」
「いけよ」
「再来週なら行けるかも」
「いけよ」
「はるきくん スモークはいつからやる?」
「やれよ」
見たいなやりとりが1ヶ月経過していた
本当にキツかった
サイは投げられなかった
これは必ず事故るとも思っていた

わたしならどうするか?
わたしは収集も好きだが道中が好きなので、まず最初に風鈴である程度のサウンドシステムを構築するだろう
そこから色々な気づきもあるのでアップデートして行くはずである
「発見」も好きだが「開発」の方が圧倒的に好きである
「言語化はもういいから、早くやってみろよ」と思っていた
相変わらず新しい発見も見出せない時間共有を求めてきた
非常にはんは我儘だった
「甘えすぎだろう」
わたしのリミットの限界は近づいていた

続く

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