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『羊男のクリスマス』を読んだ
2021/12/9、バイト先にて読了。
村上春樹が文章を書き、佐々木マキが絵をつけた、贅沢な大人の絵本。わりと最近まで佐々木マキを若い女性のイラストレーターだと勘違いしていたことは黙っておこう。『ガロ』でデビューしたらしいことを知ってから、どうもおかしい、年代が合わないなと自分の思い違いに気付いた。
薄いのですぐに読める。羊男や208・209とプリントされた服を着た双子といった、村上作品往年のキャラクターが、ハートウォーミングかつちょっぴりナンセンスな物語を繰り広げる。手塚治虫のスターシステムさながらだ。手元に置いておいて、クリスマスが近づく度に読み返したい本だ。心のケーキにろうそくが灯る。心のケーキってなんなのか、自分でもよくわかんないけど。
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