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『国策落語はこうして作られ消えた』を読んだ

2021/12/27、スタバにて読了。

卒論の資料として読んだ。国策落語についてまとめられた数少ない本の中では、最も詳しいものなのではないか。出版年は2020年だということで、折良く入手困難な国策落語の台本を読む機会に恵まれたことはラッキーだった。

愛国演芸同盟の結成は、陸軍省が呼びつけたものであると明確に指摘されている点が興味深い。また、情報局・大日本雄弁会講談社・講談落語協会の三つ巴によって国策落語が量産化される体制の礎を、戦前から国が築いていたという新事実も衝撃的だった。

卒論の追い込みのために、感想はこれくらいにしておく。

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