記録
大人って学習能力ないから嫌い
こうだよ、
こうしてって言っても、
次の機会には
改善してくれてなくて、
こうして欲しいって言ったじゃんって言っても
前に話したことすっかり忘れてる
また新鮮に聞いてくる
何回話しても虚しい
虚しいって感覚を消す優しい子どもたち
大人に悪影響を受け
忘れたふりを覚え
いかれた大人に近づいていく賢い子どもたち
⭐︎
話を聞いて理解は示してくれるのが
多くの母
話に一切聞く耳を持たない
持てないのが
多くの男
⭐︎
余裕のない
自分のない
操り人形な大人たちは
記憶力がない
そして
子どもの言うことを聞かない
聞けない
覚えていられない
価値あるものだと思ってない
自分の考えも浅はか
社会の雰囲気に不満を募らせながら
目先の快楽
楽できる道しか見えなくされてしまっている
そしてその道はまったくもって楽ではない
⭐︎
子ども時代、犬のように躾けられて育った偽りの見せかけの大人は、
当然にそうなる。
そんな酷い育てられ方などしていないとしても、
子ども時代、自分の発言や意見を、聞いてもらえずに育つと、子どもの話を聞けない大人に成長する。
⭐︎
優しくもなく
賢くもなかったぼくは
虚しくなるから人と話すのをやめた。
必ず忘れてしまうし。必ず思い出すし。
忘れたふりはできず。
自分を叱責しながら大きくなった。
⭐︎
苦しいけど身になることして
それから解放される喜びは儚くないんだよ
力になるの
楽しいだけのことして感じる幸せは儚い
すぐ消える
⭐︎
必ず忘れてしまうから
忘れてもいいように残しておく能力を身につける必要があるんだよ。
子どもだって
大人と約束したって
必ず忘れてしまうよ。
忘れてしまっても
必ず思い出すよ。
だから親は
何度も何度も繰り返し
言ってあげるんだ。
忘れても
自分で思い出せるように
忘れてもいいように記録出来る能力を育まないといけないんだ。
その能力は
導いてくれる人がいなくちゃ
一人で身につけるのは容易ではない。
それをできたらすごい力になるとは思うが。
その能力が身につく前に誰かや社会に力を加えられその発達を止められるんだ。
その能力を発達させることをやめられなかった強い子たちは、その強さがこのいかれた社会で生き抜くための障害となっている。
本来は、
親が、
子の成長を感じながら
適切に導くのが人という生き物の普通であるのではないかと思うが
ほとんどの大人にその能力がない。
代々、ないんだ。
せっかく人なのに。
行きたいところにふらっと行きたい、ひとりのひかり暮らし、明日を恐れずに今日を生きたい、戦争と虫歯と宝くじのない世界を夢想してみる。