ぼくのこころが消えてしまうまえに

どれだけ好きになっても信用しても私の心を求められることなんか一度もなくて。悲しかった、辛かった。屈辱的な思いもたくさんした。
いままでぼくが受け取ったはずの愛に似たものは、全て嘘で塗り固められたうそっこのおままごとだった。ぼくがどれだけ愛を尽くしても、ぼくが大切に少しづつたくさん届けた愛は全て壊された。あの人たちに崩された。ぼくは気が狂うほどあの人もあの人もあの人もあの人もあいつもあいつも憎んだ。ぼくかひとりで泣いた夜も死にたくて苦しんだあの日もその瞬間も、あの人たちは知らない誰かと本物の愛を育んでいた。ぼくはあいつらが憎くて、それ以上に自分が惨めで存在価値も分からなくて、何度も全てを終わりにしようと思った。だけどあの人たちにご冥福をお祈りされるのが悔しくて辞めた。僕は誰も好きになることができなくなった。だからお金を払って恋を買って心を求めらるおままごとをした。何を言われても思われてもぼくはそれで幸せだった。それがなによりも幸せだった。だけど今は、なにも信じることができなくなった。あの人たちとお揃いの全てが心から嫌いになった。ぼくが居なくなったらきっとまわりも幸せになるんだ思うといろいろな感情が湧き出て涙が止まらなくなった。だけどぼくには価値なんてないからそれでよかった。いなくなって幸せになってくれるならそれがよかった。来世はもっとかわいい女の子になるから、そしたらお願いだから、愛してください。また私を見つけて、今度は心を求めて欲しいです。

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