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ニューオーリンズへ1人旅

2/17-19がPresidents' Dayで3連休だったので、ずっと行ってみたかったニューオーリンズへ行ってきた。2024年やりたいことリスト にある「まだ行ったことない北米の都市5つに訪れる」の記念すべき1都市目。


街並み

街並みはヨーロッパ風で建物もカラフル。米国にいることを忘れさせるような雰囲気だった。ニューオーリンズのあるルイジアナ州は元々フランス領であり、その名残みたい。数日前までニューオーリンズ最大のお祭りである マルディグラ が開催されており、そのイメージカラーである 紫・緑・黄 の3色で街が彩られていた。

街を歩いていると、黒人が多くてびっくり。アジア人はともかく、白人ですらマイノリティに感じるほどの多さだった。調べてみると、ニューオーリンズはブラックベルトと呼ばれる地帯にあり、6割以上が黒人らしい。米国は都市によって人種構成が全然違って別の国みたいなので興味深い。

また、ニューオーリンズはジャズ発祥の地であり、音楽の街として知られている。至るところから音楽が聞こえてきて、ジャズのストリートライブもたくさん見かけた。歩いているだけで楽しい気分になってくる。

そして夜になると、バーボンストリートを中心にネオンが輝き出し、より一層にぎやかに。リアルの街とは思えない、ディズニーランドのような雰囲気だった。ストリートライブはもちろん、あちこちのバーでジャズライブがおこなわれており、ストリート中に音楽が鳴り響いていた。酔っ払いながら歩いたり踊ったりしている人も多く、陽気な雰囲気に包まれていた。

Preservation Hallでジャズ鑑賞

せっかくなので、Preservation Hall という古くからある有名なホールでジャズを鑑賞することに。自分はオンラインで事前に予約をして行った。数日前に予約したが、すでに多くの時間帯でチケットが売り切れていたので、早めに予約するのがおすすめ。

ホールの中はかなり歴史を感じさせるような雰囲気だった。しばらくするとジャズバンドがやってきて、45分間の演奏が始まった(演奏中はスマホNGだったので写真はなし)。BLUE GIANTの映画 を観てからジャズの生演奏を聴いてみたいと思っていたので、本場で聴くことができて満足。

今秋(?)にバンドが北九州へ遠征するらしく、日本語のポスターを発見。

クルーズでミシシッピ川を周遊

ニューオーリンズはミシシッピ川の河口にあり、クルーズ で周遊することができる。ここでもジャズの生演奏とともに、川沿いの景色を2時間かけてゆっくりと楽しむことができた。

グルメ

ニューオーリンズはケイジャン料理が有名で、美味しいシーフードを食べられるお店がたくさんある。今回の旅の楽しみのひとつでもある。

初日の晩は Royal House というフレンチクォーターの中心地にあるオイスターバーへ。まずはケイジャン料理定番のガンボにトライすることに。一口食べてみると… 何これ、めっちゃ美味しい!濃厚な魚介つけ麺のようなスープで、病みつきになるような味だった。

そして、オイスターバーということで牡蠣も注文。生牡蠣は少し怖いので、Chargrilled(炭火焼き)にしたが、とても柔らくてジューシーだった。

2日目の晩は Acme Oyster House という有名店へ。ここも牡蠣が有名なお店で、カウンターの前には新鮮そうな牡蠣がずらりと並んでいる。

前日 Chargrilled の牡蠣にしたにもかかわらず夜中にお腹を壊してしまったので(なぜなんだ笑)、牡蠣以外のケイジャン料理を楽しむことにした。

前日に食べて最高だったガンボと、同じくケイジャン料理の定番であるジャンバラヤを注文。ジャンバラヤはパエリアみたいな味だった。

映画 Chef にも出てきて有名なベニエのお店 Cafe Du Monde にも行った。フレンチクォーターのお店は大行列で諦めたが、リバーウォークのお店は普通に入ることができた。

ベニエとチコリコーヒーを注文。ベニエは… 砂糖の量がすごい!ショートケーキとかでも同じくらいの砂糖が入っているんだろうけど、このように生で大量の砂糖が載っていると少しウワッ!てなる。砂糖をそぎ落としながら食べた。チコリコーヒーはハーブのような香りがしてすっきりした味だった。

ビアバー

1人旅恒例のビアバー巡り。ニューオーリンズはバーボン(ウイスキー)の街なのでビアバーは多くないが、いくつかあったので初日にまわってみた。

1件目は NOLA Brewing へ(NOLA とは New Orleans, Louisiana の略称)。3つ試飲させてもらい、1番美味しかった NOLA Juice Canoe という Hazy Pale Ale を飲んだ。フルーティで美味しかった。

続いて2件目は Zony Mash Beer Project へ。元々シアターだったところを改装して作ったという、何ともニューオーリンズらしいビアバー。中にはステージがあり、イベントがよく開催されているみたい。Refried Confusion という Pale Ale をいただいた。

そして3件目は、バーボンストリート内にある Drinkery というビアバーへ。バーボンストリートらしく、ジャズの生演奏を聴きながらビールを楽しめるお店。そして何よりビールが美味しい!1、2件目は IPA はなかったが、ここはカリフォルニアのビアバーみたいに IPA の種類も豊富。Hazy IPA を飲みながらジャズを聴くのは最高の体験だった。最高すぎて2日目も訪れた。

移動

市内の移動

市内には路面電車やバスが網羅されており、快適に移動することができた。チケットは La Pass というアプリで購入することができる。1回の乗車で $1.25。1日パスが$3なので、3回以上乗る場合はこちらがお得。

空港 → 市内

市内への移動はエアポートシャトルという乗り合いバスが便利そう。目的地のホテルに順番に降ろしてくれる。値段は$24。自分はこれで市内に移動する予定だったが、飛行機が大幅に遅れて空港に着いたのが夜中の2:30ですでに営業終了していたので、$50ほど払って泣く泣くUberで移動した。 

市内 → 空港

市内からは空港行きのバスが出ていて、それを使うのが便利。なんと他の路線と同じく$1.25だった。行きにUberでかかった$50は何だったんだ…

旅を終えて

自分はこれまで行ったことのない場所に行って新たな発見をするのが好きなので、旅行で同じ場所に訪れることは基本的にはないが、ニューオーリンズは珍しくまた行きたいと心から思える場所だった。

自分の住んでいるベイエリアはテック企業ばかりで文化というものを感じないが、ニューオーリンズでは久々に文化に浸っている感じがした。音楽やお酒でみんな陽気になっている、あのバーボンストリートの夜の雰囲気をまたいつか体験しに行きたい。

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