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米国のタックスリターンを自力でやる

今年もタックスリターンの季節がやってきた。米国のタックスリターンは日本よりも複雑だと聞き、昨年は何も考えずに税理士さんに依頼したのだが、SNSを見ていると自分でやってる人も結構いて自分もできそうだなと思い、今年は自分でやってみることにした。

タックスリターン

タックスリターンには Turbo Tax を利用した。自分は株の売却益があるので $129(20%オフのリンクを使って$95.20)のプランを選択した。また、自分は使わなかったが、さらに課金することで専門家のサポートを得たり、専門家に丸投げしたりできるプランも用意されている。

こちら からTurbo Taxにサインアップすると20%オフになります。はじめてタックスリターンする人はぜひこちらのリンクを使ってください。

連邦税はデフォルトで電子申請されるが、州税もあわせて電子申請する場合は追加で$59かかる。印刷したり郵送したりするのは面倒なので自分はこちらも追加し、合計$154.20支払った。税理士さんに依頼するよりは安いものの、思っていたよりもお金かかるな…

プランを決めるといよいよ作業開始。質問に回答する形式で情報を入力していく。一見難しい質問も「ほとんどの人はNoだよ〜」とか親切に書いてくれているのでサクサク進められる。

また、W-2をアップロードすると自動で情報を埋めてくれたり、証券会社や銀行と連携して自動で情報を取得してくれたりするので、手入力しなくて済む箇所も多くて便利。

来年の自分のために、今年の申告内容をまとめておく。

用意した情報

  • 各所から届いたフォーム:W-2、1099-B、1099-DIV、1099-INT

  • 日本での収入と源泉徴収額

  • 日本の銀行口座や証券口座の年度内最高額

申告したフォーム

  • Form 1040

  • Form 8949:株の売却益を報告

  • Form 1116:日本での所得税の控除(日米での二重課税を防ぐ)

  • Form 8995:S&Pに含まれているREITに配当金が出たのでその報告

  • Form 8938:日本での保有資産を報告

FBAR

タックスリターンとは別に、FBAR という海外での保有資産の報告をする必要がある。Form 8938を申告した人は基本的には必要。申告内容は同じようなものだが、Form 8938はIRSに報告、FBARはFinCenに報告と、連邦政府内で報告する組織が異なる(統一してほしい)。

FBARの申請はオンラインで完結する。Form 8938に記載した内容を見ながらフォームに情報を埋めていき、15分くらいで完了。

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ということで、タックスリターンとFBARあわせて4時間くらいで終わった。Turbo Taxのおかげで思っていたよりも簡単だったし、税理士さんに依頼するよりも安くで済んで満足。1通りやり方が分かったので、来年以降はもっと短時間でできそう。

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