「いくら努力したって技術が追い付かないときもあります。でも自分の心がけ次第で負けないこともたくさんあります。大事なのは心がけだよ」
昨日は一日あやめがルークカフェにいて、監督とチラシを貼りに豊中方面まで行ってくれたり、営業の資料をまとめてくれたり、決算をしたりした。
そのあと夜は練習をした。本当は服部緑地野外音楽堂でやっていたセンチュリー響の星空ファミリーコンサートまで、ビラまきに行こうということだったんだけど、気づいたときにはかなり時間が経っていて、結局練習を延長することになった。
【クレモナ】の強みは「アンサンブル力」である。
各楽器のトッププレイヤーでは決してないので、「天才集団」とか「国内屈指のプレイヤーが集まって」とかみたいな形容詞は決してつけないが、ことアンサンブルにおいてはほかの若手に追随を許していないつもりだ。
だからこそこういった最小単位(2人)での練習というのをとても重視していて、テンポの確認・音程の確認・アゴーギグの確認、と集中してチェックする。お互いの苦手な部分や「そこ嫌やわ」という部分をあえてすることにしている。プロフェッショナルは練習を長時間しない、というのが監督の意向なので、時間としては長くないが、なるべく集中して、徹底的につぶしていくという作業をする。
もし、自分たち個人個人がトッププレイヤーだったら…と思うことはある。こんな作業は必要ないのかも。とも思う。しかし、アンサンブルの力は別次元だとも思っている。
個人個人でトッププレイヤーになるのは至難の業だ。今日の監督の言葉通り努力だけでは追い付けない技術がある。しかし、自分たちのフィールドでできる勝負があるなら、わたしたちはアンサンブルでトッププレイヤーになりたいのだ。
昨日の監督の言葉です。
「コロナ禍ってもう死語だね。Withコロナの時代すでに忙しくなってきました!しっかり頑張りましょう!」
コロナの恩恵なのか、自分たちのフィールドで駒を進められるようになったように思う。「STAY HOME」というのは物理的なものだけでなく、心理的にも、考え方としても浸透してきたような気がして。
敵は自分自身にしかいない、というような感じ。
誰からの目も気にせず、コンプレックスなんて生まれることもなく、自分自身の好きなものや得意なものを極めることができるようになってきた。とてもラッキーな時代になったものだ、と正直思っている。