誰が強者で誰が弱者か
音楽記号の「f(フォルテ)」と「p(ピアノ)」は強弱記号と分類され、つまり、大きい・小さいではなく、強い・弱いの対比である。
では真ん中の強さは?と考えたときに「mf」「mp」と表現する人がいるが、それは違っていて、実際真ん中の強さのときはなーんにも書いていないのだ。
強い弱いというのは、真ん中の、いわば通常の状態に対しての距離感であるので、何よりも大切なのはその「通常の状態」である。
これは強者・弱者という言葉にも当てはめることが出来る。
A>Bであれば、Aが強者でありBは弱者となる。
A≧B≧Cであれば、AはCに対しておおよそ強者であるが、AとB、またBとCには明確には強者・弱者の立ち位置はつけがたい。
誰しも(音楽においても)ニュートラルな状態というのは非常に重要で、それはもしかすると誰かに対しては強者、誰かから見れば弱者になるかもしれないが、この状態がいかに広範囲にカバーできているか、というのはつまりその人間がいかに寛容であるかともいえるかもしれない。
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