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普通の女の子がビール好きになるまで

わたしがビール女子であること

私は20代 OL。好きなものはビール。とにかくビール。
ビール好きが高じて『日本ビール検定(通称:びあけん)』を受験し、2018年に3級、2021年6月に2級を取得しました。
そして、今年11月には1級に挑戦する予定です。

私のことをよく知らない人にビール好きであることをお話しすると「え!そんなにビールが好きなの!?」「ビール飲むの?意外すぎる!」と驚かれますし、そもそも「ビール検定って何?」と言われ、最終的には「何を目指しているの?」なんて聞かれます。

えっと…ただのビール好きの女です。好きだから勉強しているだけなのです。なので「何を目指しているの?」「何になりたいの?」と言われても困ってしまうのです。笑

さて、そんなびあけんを取得するくらいビールが大好きな私ですが、極論、ビールについて何も知らなくても、美味しいと感じる人にとっては美味しいものだと思っています。そりゃそうです。

私もカレーライスについて何も知りませんが、一番好きな食べ物はカレーライスであると小学生の頃からずっと言い続けています。そんなものです。笑

ですが、原料や製法、歴史やちょっとした豆知識など何か少しでも知識を得た上で口にしたとき、今まで感じたことがない特別な気持ちが溢れ出し、今までと違う味わい、感動を感じるかもしれません。

それは、何に対してだって良い。
普段乗っている電車やバス、走っている車、街中で見かける広告のキャッチコピー。
何気なく見ていたもの、感じていたことに意識を向けてみるだけで、普段と違う風に見えるかもしれません。

私はそれが"ビール"でした。
これは普通の女の子だった私が、ビール好きになるまでのお話です。


普通の女の子がビールを知ったきっかけ

私がビールを知ったのは、20歳のとき。
いや、正確に言えば小さい頃から知ってはいました。
両親が好んで飲んでいましたし、祖父母の家に遊びに行くといつも決まって瓶ビールが沢山備蓄されていましたから。

今思うとあれはキリンビールでした。
おじいちゃん、おばあちゃんと言えばキリンですよね。
戦後、60%を超えるシェアを獲得していましたからね。
なんて、これも豆知識になるんでしょうか。

それはさておき、ここで言う『ビールを知ったきっかけ』というのは、"意識したきっかけ"というべきでしょうか。

「じゃあ最初からそう言えばいいんじゃないの?」って感じですよね。
でもそれだと何故かしっくりこないので、ここでは"知ったきっかけ"とさせていただきます。どっちでもいいですかね、すみません。

20歳のときに6歳年上の方とお付き合いをしていました。
その当時、今よりも世間知らずだった私にとって、彼の言動全てが新鮮でとても良い刺激をもらっていました。

ここまで年上と接する機会なんて、親戚のおじさん、学校や塾の先生以外いなかったですから。
「因果応報」「達観」なんて言葉を出されたとき、「え、なにそれ。」とポカンとなったと同時に、年上ってすごいなんて思ったことを今でも鮮明に覚えています。私が無知なだけだったのかな・・・話が脱線しました。


そんな彼とお酒を飲もうという話になり、コンビニに行ったときです。

「俺はビールかな。」と言い、ビールを手に取った彼に、私はふと「ビールって美味しい?どのビールがいいの?」と聞いてみました。

今思えば、これが初めて"ビールに興味を持った瞬間"だったのだと思います。

「うーん、いっぱいあるけどビールと言えばこれかな!」と紹介されたのはサントリーの『ザ・プレミアム・モルツ』でした。

その後、影響されやすい私は暫くの間、プレモルを買い続けていたような気がしますが、買い続ける割には飲みきれずに終わるというオチでした。

しかしその瞬間から、私の中で”ビール=プレミアムモルツ”という方程式が出来上がったのでした。


初めてのビール工場見学

わたしが初めて見学に訪れたビール工場は、サントリー〈天然水のビール工場〉東京・武蔵野ブルワリー

そう、あの『ザ・プレミアム・モルツ』の工場です。

しかし、例の"彼"と行ったわけではありません。
"彼"とは残念ながら、既にお別れしておりました。

では何故ビール工場見学に行くことになったのか。
それは・・・母に誘われたからです。

とっても残念ではありますが、彼との一件以降、ビールに興味を持たずに年月が過ぎていきました。

そんなとき、母と「こどもの日だから何処かに出かけよう!」という話になった結果、「ビール工場に行ったらビールがタダで飲める!」という安直な理由で訪れることになりました。

安直と言いましたが、ビール工場を訪れる大抵の理由がこれですよね。
タダ酒万歳\(^o^)/

しかし、何故サントリーにしたのか。
それは、ふと私の頭の中に"あの"方程式が浮かんだからです。

そう、皆さんお分かりの”ビール=プレミアムモルツ”という方程式です。


ちなみに、現在の私は

・【東京】サントリー 東京・武蔵野ブルワリー
・【千葉】サッポロビール 千葉工場
・【茨城】キリンビール 取手工場
・【茨城】アサヒビール 茨城工場
・【東京】ヱビスビール記念館


に幾度となく足を運んでおります。大変恐縮でございます。

ビール工場や記念館については、別途書こうと思っておりますのでここでは省略させていただきますが、そんなこんなで私の初めてのビール工場見学は、サントリーの武蔵野ブルワリーだったわけです。

初めてビール工場に訪れ、ガイドさんのお話を聞いて工場内を見学し、そして最後に工場で造られた美味しいビールを飲み・・・

そんな時間が新鮮で、ワクワクで、とても楽しかったのです。

正確に言うと、これが初めて明確に"ビールに興味を持った瞬間"と言ってもいいかもしれません。

この日を境に、私のビール女子人生が始まったのです。


さいごに

きっかけというのは人それぞれです。
それはどんなに小さなきっかけであっても、きっかけは"きっかけ"です。
人はきっかけ一つで考え方が変わったり、人生が豊かになったりします。

何も知らなくても人生は豊かかもしれません。
でも"知らない"のと"知っている"のとでは感じ方が全く違ってくるのです。

私はビールの美味しさや今まで紡がれてきた思い、歴史を知って、人生がさらに豊かになりました。
そんな人が少しでも増えたら良いなと思い、"普通の女の子だった私が、ビール好きになるまでのお話"を書かせていただきました。

こちらでは今後、わたしと同じように趣味としてビールについて勉強している方、これから びあけん受験を控えている方に向けて、少しでも役立つ知識をご提供できたらと考えております。
もしかしたら役に立たない私の雑談もあるかもしれませんが・・・笑

最後に、拙い文章だったと思いますが、お読みいただきありがとうございました。

皆さんの人生がさらに豊かになることを祈って。

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