接客を通して感じた個人の「世界観」

 私は大学一年生から様々な職種の接客を経験してきた。接客した相手は12~50代の男女と幅広い。その経験を通して気づいたことを書いていく。

 接客がうまい人は自分の「世界観」が強くない

 私がアパレルのバイトをしていたときに職場の方々の接客を観察していて思ったことは良い意味で自分の「世界観」が強くないことは接客やコミュニケーションを行う上でとても有利だということだ。物腰しが柔らかく、フワッと相手に寄り添うことができる人は相手に安心感や居心地の良さを感じさせる。そして結果的に相手の心を開かせ、それがお金という対価として返ってきやすくなる。注意してほしいのはこれはあくまでオーラとしての「世界観」についての話でその人自身の見た目は全く関係ない。どんなに奇抜な格好をしてようが、どんなにギャルであろうが、どんなに活動がクリエイティブであろうがオーラとしての「世界観」が強くない人はその場の雰囲気に馴染むことができるのである。

 接客して出会った「世界観」が強すぎる人々

 私が接客をして出会った方々の中で出会った瞬間に異様な雰囲気を感じさせる方々が数人いた。このような「世界観」が強すぎる人はコミュニケーションは不得意とする人が多く、相手に寄り添ったり相手に居心地の良さを感じさせたりすることを苦手とする傾向がある。しかしながら、他の人にはない独特の意見や考えを持つ人が多くそれがめちゃくちゃ面白い。何かに突起した才能があると言われる人ほど「世界観」が強い傾向があるといえる。

 「世界観」に寄り添うか、引き込むか

 人と人がコミュニケーションをとるときにいかにお互いの「世界観」が溶け合うかがコミュニケーションを円滑にする鍵となる。その方法として、相手の「世界観」に寄り添うか、自分の「世界観」に引き込むかという方法がある。例えば、もし貴方が自分の「世界観」が強い人であるなら、相手を自分の「世界観」に引き込むことできればそれは影響力として大きな力になるし、寄り添うことができればコミュニケーションをとる上で非常に楽になるだろう。加えて、貴方が自分の「世界観」が強くない人であるならある程度の「世界観」を身につけ、相手に寄り添えばそれが相手から見た自分への印象として記憶に刻まれやすくなるだろう。

 どちらかというと「世界観」が強い方である私が人を引き込む力を身につけるために実践的に行っていることとは

 わたしは昔から自分の「世界観」が強い方であると自負している。(あくまでも強い方であり、強すぎるわけではない)よくいえば、自分のペースを乱さないのであるが、友達からは「ちーちゃんはいつでもちーちゃんだからね。笑」とよく言われるし、人に合わせて自分を変容させるということを苦手とする。そんな私はこの自分の「世界観」に相手を引き込むことができたら、短所も長所として生かすことができると考えた。その為に実践したこととは…

 とにかくアウトプットすること

 自分の感じたこと、考えたことを音声でも動画でも文章でもいいから相手に伝わるように兎に角アウトプットする。アウトプットして、アウトプットして、アウトプットする。自分から自分の「世界観」を発信していくことができれば、それが不特定多数の心を動かす瞬間に出会うことがある。それは不特定多数の「世界観」と自分自身の「世界観」が繋がり、自分の「世界観」に引き込むことができた証であるのだ。

 

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