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エッセイ的なもの/お知らせ

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発表原稿のお知らせも。私のアイデンティティとしての書き物・未発表原稿も
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記事一覧

8月:真夏の手土産に〇〇一本くらいの思いやりを発揮しよう

毎月1日、池田園子さんの手がけるメディア「SAVOR LIFE」で連載させていただいています。 これまでの私の担当回は「#いつも心にご褒美を」のタグで読むことができます。 お気づきの方もいるかもしれませんが「#ギフト的な。」というカテゴリを新設しています(特にハッシュタグにする必要はありません)。 昨夏の盆、ふと「毎日朝5時に投稿する」毎日の宿題を自分で自分に作った「5時ようございます」が始まり1年となる8月。 気分転換に新しく書くことを増やす私、夏バテはかすりもせず元

My First New Yorkはコドゥンオチョリムとともに

コドゥンオ(鯖)とチョリム(煮物)で、コドゥンオチョリムという鯖の煮付け。韓国の家庭で定番料理の一つだそうだ。 唐辛子粉の赤さで見た目は辛そうだが、醬油や砂糖の入ったヤンニョム(薬念)でとろりとしたタレは見るだけで食欲をそそり、鯖の味噌煮が好きな人ならきっと口に合うだろう。 知らない韓国料理の情報や流行をハッシュタグから知るという流れは今では当たり前になったかもしれないが、黎明期のインスタグラムを使っていた22歳の私は#고등어조림からその存在を知った。 だが、初めて旅した

2024年6月18日、大安

7月:脱東京後のリアルを赤裸々に綴る⛵️

毎月1日、池田園子さんの手がけるメディア「SAVOR LIFE」で連載させていただいています。 これまでの私の担当回は「#いつも心にご褒美を」のタグで読むことができます。 来る7月は、ちょっと特別です。 SAVOR LIFEさんで連載を始めて1周年! 記念すべき(書きすぎですね)7月1日のエッセイは、脱東京をしてもうすぐ4ヶ月の海街リアルなルーティン。 以下のnoteを書いた頃は東京に住んでいましたが、すでに導線を発見してしまいました。(これが自分の”伏線回収”という

マクロビギャルだった私と玄米嫌いだった母へ(400字)

今ではプラントベースとも言われるようになり、すっかりお洒落になった元バイト先(日比谷店)「チャヤマクロビオティック」を見て懐かしむ。今では動植物雑食な私も高校生で開眼し、チャヤ勤務の大学卒業前まで菜食(ベジ)やヴィーガンは当たり前。早熟だった昔と今をつないで、家族への苦甘いラブレター的な400字です。

6月:もっと自由に心に異国/海外のYoutube女子から学んでいること

毎月1日、池田園子さんの手がけるメディア「SAVOR LIFE」で連載させていただいています。 これまでの私の担当回は「#いつも心にご褒美を」のタグで読むことができます。 6月1日は「いくつになっても、生活の中に世界を」。 それを私がどう解釈しているか?は本編公開後ということで、こちらは余談です。 食に偏ったエッセイではないのですが、 やっぱり想起しやすいので、身近な世界の料理をイメージしてください。 さて、noteの方では4~5月の新しい自分の夕方ルーティン/自分

(7月アップデート)続・思い立ったが書こうか記念日

5月の母の日以降、ちょっとした記念日のような出来事があり、5月初に「5年の意識で」とコラムに書いた3つの目標にはなかった “自著を書く”と決めた記念日が唐突に降ってきました。 もちろん、7月8月になっても、日頃本業で書いている「記事という単位」での短くも長くもない書き物もハイブリッドで向き合いますが、初めて長編執筆となると遅々として進まないことを予想しています。 日々のつぶやきを読んでポツポツといいねや言葉の投げかけをくださるnoteの皆さんが、こう宣言する励みとなってい

お弁当が必要なくなった私が今考えること。

身近な人への感謝のお弁当(前回)に続き、お弁当の未来予想図1000字。自分のためのお弁当を悩む必要がない今、誰かをケアするお弁当というものを考え続けています。

お弁当を感謝のギフトにできるなら。

今は弁当作りからすっかり手が離れ、市販の海苔弁を嬉々として買っていく65歳の母を見ていたら、ふと感慨深くなりました。 これは母の日エッセイの練習として、母と祖母へ500字のギフトです。

5月も心に書くこと。ケア。そして夢。

毎月1日、池田園子さんの手がけるメディア「SAVOR LIFE」で連載させていただいています。 これまでの私の担当回は「#いつも心にご褒美を」のタグで読むことができます。 5月1日は半月遅れた「私の誕生日宣言」。 このnoteでは3つのポイントをまとめます。 私の誕生日宣言 3つのポイント夕餉の支度のようなリズムでモーニングエッセイを仕込んで書く。 参考)自分を苦しめないルーティン ケアは一意専心。極力ひとりから3人。うち、ひとりは自分。 参考)老いも若きも私にも

4月から母の日(に寄せた400字)

この400字は、オープン7周年を迎えた東京・田原町の「Readin' Writin' Bookstore」店主、落合博さんのもとで昨秋受講したライティング講座課題「せつなさ」の振り返りです。

地元でNew! #いつも心にご褒美 を

毎月1日、池田園子さんの手がけるメディア「SAVOR LIFE」で連載させていただいています。 これまでの私の担当回は「#いつも心にご褒美を」のタグで読むことができます。 4月ということで、今回は改めて私の「#いつも心にご褒美を」の考え方を載せました。noteには心躍るスタートにしたい気持ちで(笑)Newに「!」なんてつけてみました。 今回のエッセイでは今年40周年を迎え、最近は鎌倉にも新店がオープンし、ここ数ヶ月にわかに(私だけ!?)周囲で話題にしている葉山エリアを攻め

冷めたエッグタルトは好きですか?

2014年2月。 何はともあれこの寒々とした写真から。 疲れた。甘い。あぁひと段落。 ニューヨーク・クイーンズ地区。出逢いは、凍てつく寒さの雪の路上。 卒業と新生活の端境で、スレスレ社会の”風来坊”だった10年前の冬のこと。 さびれたモールを出てすぐ、あつあつのエッグタルトを夢中で齧った。 ニューヨークに到着したら大雪で、重たいスーツケースをひいてやっとたどり着いて、初めて口にしたものがこれだった。 ・・・ 中国語の手書きで「蛋撻(ダンタッ)」と乱暴に書かれた字面

ひと夏のチャイナタウンジャーニー

2018年夏。 私は旅先のボストンで1つ、ニューヨークで3つ。そして住み慣れた街の横浜中華街で、5つのチャイナタウンを訪れた。 これまで、滞在先にチャイナタウンエリアを選ぶ確立が不思議と高かった。 その前の2017年にもポートランドで初めての滞在先オールド・タウンの「Society Hotel」に着いて最初に見えた景色は、電信柱や駅の赤いペンキに赤い旗。ポートランドの青空とインダストリアルな建物とのコントラスト。 とても新鮮だった。 旅先で最初に訪れた滞在先が、ボス