助けたい気持ちに遠慮はいらない

ロンドンの地下鉄駅で、大きなスーツケースを持ちながら階段を上る途中、隣に来た女性が、何も言わずさっとハンドルに手をかけ、半分持つような形で、一緒に上がってくれたことがある。

階段が終わると、慌ててお礼を言う私にニコッとだけして、すぐに去っていったその女性のことを今も忘れない。

私自身は困ってそうな人を助けるべきか、声をかけようか迷ってしまうことがある。
でも「大丈夫ですか?」と声をかけるだけでもいい。
さっと手を差し出してもいい。
助けたい気持ちに遠慮はいらない、のだと思う。

大切な誰かが、例えば街中で困っている時、周りの人が手を差し伸べてくれるはず、と思える社会を作る一員になることができるのだと思う。

自分自身が周りの人に頼れるようになること、これも大事!

今日は初めて会った人に充電器を貸してほしいと言われたが、そう。とりあえず聞いてみればいいのである。