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閑日月

できるだけ何もしない、考えない、会いたい人に会い、あとは寝ころんでいる。

とくにすることもなく過ごす月日を意味する、閑日月(かんじつげつ)という言葉はそれにぴたりとあう。

そうやって冬休みをし、英気を養い、

と書いたところで、まるで「英国にもどる気力」を意味するようではないかと。ふと考えてしまったが、しばらく忘れよう。忘れよう。

考えない。考えない。

ようこそ、ようこそ、考えない時間。

気の向くままに本を開き、やっぱり閉じる。

そして気の向くままに、今年のリースは棚の上で乾燥していたドライフラワーでつくることにした。

枯れても美しいの花々よ。

ドライとウェットとノーマルを繰り返した人間の一年の感情にもご苦労様。

考えない時間は、忘れるわけでも、放っておくわけでもない。

新たな考えが生まれるまでの時間。

そう言って、できる時にぐうたらしてていいのよ、「エイキ」の言葉も知らぬ熊猫になって。

今年一年、わたしの拙いnoteにも手をとめて目を向けてくださった方々に感謝申し上げます。

どうぞ皆様、穏やかな年越しの時間と休養がとれますように。




お知らせ

週更新しておりました、「サントリーニ島の冒険」はエイキを養うためにお休み中です。

英気を取り戻し、シャケのふりかけをスーツケースに詰めて、飛行機に乗りましたら再開したいと思っております。

その際に旅の次半分を読んでいただけますと嬉しいです。