Netflix が創業の DVD ビジネスを終了へ
Netflix が DVD の郵送レンタルサービスを開始してから25年、ついに世界的なストリーミングサービス会社にとって、小さなサイドビジネスと化していたサービスを終了することを決定しました。
Netlix は2023年9月29日に発送する DVD が最後となることを発表し、実店舗での映画 DVD レンタルからストリーミングの時代への道を繋いでいた郵送サービスに終止符を打つこととなりました。
DVD の郵送レンタルサービスの終了は予想されていたことであり、どちらかと言えば、多くの人が予想するよりも長く続いたようです。
Netflix がビデオストリーミングを導入してから15年以上、更に、DVDレンタルサービスとストリーミングサービスを分離してから12年近くが経過しています。
Netflix のストリーミングへの大きな挑戦は、当時は物議を醸しましたが、以下の表が示すように、大きな利益をもたらしました。
2011年当時、Netflix の DVD とストリーミングサービスを合わせた売上は32億ドルでした。昨年は、ストリーミング配信だけで315億ドルを稼ぎ出し、DVD事業の売上は1億5千万ドル以下、つまりNetflixの売上に占める割合は0.5%に過ぎませんでした。
当時は絶大な人気を誇った DVD 郵送レンタルサービスも、ストリーミングのような規模にはなり得ません。
2016年1月、Netflixは130カ国で同時配信を開始しましたが、DVD 配送体制を130カ国で整備するには、膨大な準備が必要となってしまいます。
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