わたしは夜行性
わたしは夜行性だ。
今でこそ大人になったので、それなりにそんな自分に合う仕事を選んだし(昼からの出勤が可能な販売職)今は起業して自分の店を経営している。
ある程度『自分ルール』の適用できる環境。
だけれど、子ども時代は辛かった。
本当に眠れない。寝なきゃ寝なきゃと考えるだけ眠れなくなる。
親に「寝なさい」と言われても、寝方がわからない。
物心ついた頃から18歳くらいまで、わたしは夜が嫌いだった。
自分だけが眠れない恐怖。
暗いのに、怖いのに、家族みんな先に寝ちゃうのに!
「わたしが寝るまで寝ないでね」と母に言い眠るのが習慣だった。
そう頭の中で唱えないと、目を瞑れなかった。
今思えば不安障害か何かだったんじゃないかと思う。
それくらい深刻な、約15年間だった。
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いまは周りが皆、寝静まってシンとするこの時間が好き。
長いながい夜を満喫できる楽しみがあることを、当時のわたしに伝えたい。
わたしにとっては好きなことができる、明るくて爽やかな夜中。
人と違うから見える景色の楽しみは夜を経て知った。
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