かかわると面倒くさい人
題名:かかわると面倒くさい人
著者:榎本博明
出版社:日本経済新聞出版社(日経プレミアシリーズ)
第1章 「悪い人じゃないんだけど。。。」はなぜ起こるか
第2章 不穏な空気を生み出す”あの人”の正体
第3章 面倒な人はなぜ面倒なのか ~背後に潜む心理メカニズム~
第4章 「話をややこしくする天才」とどうつきあうか
第5章 面倒な人と思われないために
著者は心理学博士で、『薄っぺらいのに自信満々な人』、『仕事でつかえる心理学』など、この本以外にも複数著作があるようです。
メインの章立ての中に細かな章がたくさんあり、基本的に
「まわりにこういう人いますよね?こういう状況でAさんがこう言うと、その人はこうリアクションし、それでこうなってああなって。。。」
という具体的な例を挙げてから、
「そう言う人は〇〇というタイプで、そういうリアクションになるのはこういう心理だからです」
と解説する、という「型」がすごくたくさん続くスタイルになっています。
実際に交友関係や職場にそういう人がいて、その人の心理が全然わからず困っている人には役立つ内容だと思いますが、個人的にはもう少し例が少なくていいので、それぞれを深堀してほしかったという感想。
人をタイプ別に分けて分析するって、ネット記事でもいやってほどあるじゃないですか。なので、著者のせいではなく、こちらがそういう「型」にちょっと食傷気味ということなのかもしれません。
深い考察や発見のソースとしてではなく、ライトな実用書寄りかな。
おすすめ度 ★★☆☆☆
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