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「身代わり守」では新型コロナウィルス感染はおそらく防げない件

すでに成人し、北米に住んでいる娘たちは、中高生くらいから日本の神社やお寺の「身代わり守り」を心から信頼しています。

最初は、よちよち歩きの頃からやたらとぶつかり転び怪我をする次女の安全を願って、冗談半分で近所のお寺で買った身代わり守りを持たせたのですが、定期的に二人とも新しいものを欲しがるようになり、一時帰国の際には恋人や友人、お世話になっている方々に、そうした人々の宗教に関係なく購入していきます。

その絶大な信頼の理由を聞いたのは、つい数年前。事故やら何やら、芋づる式に出てくる出てくる。

①道を渡ろうとしたら走ってきた車のボンネットにはね上げられ、運転手が真っ青になって出て来たけど、どこも何ともないしお稽古に急いでいたのでそのまま歩き続けた。

②彼氏が曲がり角に立っていたら、縁石に乗り上げながら車がカーブしてきて、結構な勢いでぶつかってきたけど軽いねねん挫で済んだ

③仮免許期間に(北米で)車を運転していたら、信号無視で突っ込んできた車とすれすれでぶつからずに済んだ

など、9割が交通事故系なのですが、何系かより、

「なぜその時ママに言わなかったの?」

と嘆いたら、
「だって、お守りが守ってくれたから深刻なことにならなかったし、その時伝えたらママすごく心配すると思って。でも〇〇(妹もしくは姉)にはちゃんと話したし、ママには言わなくていいね、って2人で話し合って決めたんだもん」
と笑顔で報告されました。「いいね」じゃないから、ほんと。言えや!


そんな経験を持つ身としては、しばらくは新型コロナ感染防止で街がロックダウンされ、外出もほぼしていないのに

「Care packageに身代わりお守りも入れて送って」

と異口同音に言う娘たちの近況報告の信憑性をそれなりに疑っています。

お守り頼みじゃなく、主体的な安全維持でお願いね。

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