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『きみも運転手になれる! パノラマずかん 運転席』本づくりのひみつ

このたび第56回造本装幀コンクールの日本印刷産業連合会会長賞に、大迫力のしかけ絵本『きみも運転手になれる! パノラマずかん 運転席』(作:宮本えつよし 絵:羽尻利門)が受賞しました!

そこで本作の造本を手がけてくださった、図書印刷さんにお話を伺った様子をお届けします。


6種類の乗り物の運転席が体験できる、11月新刊『きみも運転手になれる! パノラマずかん 運転席』。
観音開きのページを開けば、全長約84㎝の大きさに広がる大迫力の仕掛け絵本です。

まるで運転席に座っているかのような迫力!

インパクトのある本作の造本をお願いしたのは、図書印刷さん
数々の特殊な製本を手がけてきた図書印刷さんにとっても、チャレンジングな本づくりだったそうです。
そこで今回の造本について、図書印刷さんにお話を伺ってみました。

Q. 『パノラマずかん 運転席』の造本の特徴はどんなところにあるでしょう?
合紙製本※の絵本としては大きいA4サイズで、その上すべての頁が広がる両観音折りになっているところが特徴です。すべて両観音折のため貼り合わせる作業が難しく、製本機の調整を通常より倍近く時間をかけ細部にわたり微調整し、造本しています。

※合紙製本とは…厚紙を貼りあわせた製本方法。丈夫であることから、子ども向けの絵本などによく使われる。

Q. 製本時に苦労された点はありますか?
厚い紙なので、両観音折をする際は、機械折りの限界に挑戦しました。どの厚さまで機械で折ることができるのか、3種類くらいの紙を使ってテストしています。
折るだけでなく、貼り合わせるための糊との相性を調べるのも大変でした。
また、折ることでノドと小口、中央部分で厚みが変わってしまい、製本時に支障が出てしまうため、折作業後から製本にかけてはその差を少しでも少なくする様々なアイデアを各工程で出し合いました。

通常、折ると小口部分に厚みが出てしまうのですが、真っ直ぐ綺麗な造本ができました


迫力満点な絵本の裏側には、たくさんの工夫が重ねられていることを実感しました。書店店頭でお見かけした際は、ぜひお手にとってお確かめください!

(さいごに お子さんたちへ)
いんさつ会社のおとなのひとたちががんばって作った本です。
こまかいつくりのぶぶんまで、じっくり見てもらえるとうれしいです。


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