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よく育つものは、ゆっくり育つ。 #わたしがPIECESを好きなわけ

はじめまして。PIECESの新スタッフになりました矢部杏奈です。
大学卒業後、民間企業、国際協力NGOでの業務を経て、ご縁があってPIECESに携わらせていただくことになりました。これからどうぞよろしくお願いします!

思い通りにいかないことの連続
突然ですが、私には3歳と6歳になる2人の娘がいます。彼女たちとの生活は思い通りにいかないことの連続!
小さなことですが、子どもたちと歩いているととっても時間がかかります。

段差があれば登ってみたり
石があれば拾ってみたり
ひっくり返りそうなほど空を見上げて歩いてみたり

大人の足なら10分かからないところを、30分かけて歩いたりするものだからつい「早くして!」「何してるのよ~」「ほら、行くよ!」なんて口うるさく言ってしまったりします。
毎日こんな様子なので、子育ては思い通りにいかないことの連続だな、と改めて感じています。

心に留めている言葉
そんな時、ふと思い出す言葉があります。

「よく育つものは、ゆっくり育つ」

この言葉は忙しない毎日の中で、いつも大人の都合やものさしで子どもを見つめるのではなく、子どもたちのその瞬間の想いに寄り添い、じっくり焦らず見守ることを思い出させてくれます。

つい目の前のことに必死になって、いつも時間に追われていて、気が付いたら朝の支度の時も、保育園の帰り道も、夜寝る前も、「早くして!」を何度も口にしています。そうやって早く、早くと前ばかり向いてきたことで、見落としてきた光景や出来事はどれだけあったかなと。

道の端っこで小さく咲いていたお花とか
雨の後に出ていた大きな虹とか
時には道に迷って困っている外国人とか
本当は手をつないでほしかった小さな手とか

毎日の小さな出来事や些細な発見が、子どもたちの豊かな心を育んでいるのかもしれない、そんなことを想いながら日々過ごしていたとき、PIECESに出会いました。

社会に市民性を醸成する
第一印象は「なんて難しいことに挑戦しているのだろう」でした。でも、長い間国際協力の世界で社会課題に向き合ってきた私は「広く社会に働きかけること」「社会が変わること」の重要性を痛いほど味わってきました。
目の前で困っている子どもたちに手を差し伸べるだけでは社会は変わらない(もちろん手を差し伸べることもとっても大事)。私たちが一人の子どもを救っても、その背景で新たな子どもが厳しい状況に陥っているかもしれない。救うだけではなく、社会の仕組みや子どもたちを取り囲む市民、そして社会を変えていかなければならない、そう強く思っていました。

だからこそ、社会に生きる私たち一人ひとりの市民性を醸成することをミッションとするPIECESの活動は、私の中でとても腑に落ちたのです。そして仲間になりたい、直感的にそう思いました。

子どもにとっても自分にとっても豊かな社会
私がこれまでも、これからも社会課題の解決に携わりたいと思う理由は大きく二つあります。

子どもたちが生きていく未来をよりよいものにしたい。
携わることが、自分の人生を豊かにしている。

PIECESが行っている子どもの周りに「優しい間」を紡ぐことは、子どもだけではなく私たち自身、そして社会全体を豊かにしていくことに繋がっていると思っています。

すぐには大きな成果が見えないかもしれないし、人によっては分かりづらい活動かもしれません。それでも少しずつ、地域の中でじわじわと市民性が醸成されていき、子どもたちの周りに、見守り、寄り添う市民が増えていくことは、確実に社会を変えていく、そう信じています。

「よく育つものは、ゆっくり育つ」、PIECESの活動はまさにこの言葉がぴったり。
ゆっくり育つからこそ、いろいろな景色や出来事をじっくり味わうことができて、そして強くなるのかもしれません。

PIECESの活動は、ゆっくりと、でも確実に前に進んでいきます。そんなPIECESの仲間になって、共に歩んでいただけるととても嬉しいです。

PIECESスタッフ 矢部杏奈

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