見出し画像

誰からも好かれるあの輝く星にはなれないけど。 #わたしがPIECESを好きなわけ

あの輝く星のように、暗闇を優しく照らして、誰からも好かれるような存在に…なんて、ならなくていい。
そんな当たり前のことに気づかせてくれます。

こんにちは。ゆかです。
私は昨年度のCforC2020を修了し、現在はCforC2021のインターンをしています。
そして現在の寄付キャンペーンで集めているPIECESメイトでもあります。

今回は#わたしがPIECESを好きなわけというテーマについて、私がPIECESに出会ってから変わったことを通して、伝えてみたいなと思います。


特別な”いい人”にならなければと思っていた

「”特別”でいれば、”いい子”でいれば、誰からも嫌われることなく幸せな生活をおくれる」
以前の私は無意識のうちにそう思っていました。
その結果、悲しい時も嬉しい時も周りの様子を確認して周りに合わせてしまい、自分の気持ちが分からなくなってしまいました。
それでも、表面上ではとても上手く生活できる子でした。

周りからみて”いい子”は、問題がなく、安定して幸せな日常を送っていると思われがちです。学校でも、家庭でも、「あの子は大丈夫」と言われて、後回しにされてしまいます。私もその状況に慣れてしまい、自分の心がすり減っていても自分は大丈夫だから、私が笑顔でいて周りに元気を与えようとしていました。

そして、幼少期から積み上げられたこの感覚は、大学に入っても大きく変化することはありませんでした。私は現在大学で社会福祉士の資格取得に向けて学んでいます。入学してから、「福祉を学んでいるなんていい人なんだね」「弱い人の味方になれるなんて優しいんだね」と伝えてくれるひとがいました。その言葉にどこか違和感を感じながらも、みんなが言う”いい人”であることは、私にとっても相手にとっても社会にとっても、幸せなことだと思うようにしていました。


誰にも嫌われない自分は、私が好きじゃない

違和感を感じながらも、その違和感を口にも出さず、ないことにしていた私は大学2年生の春にPIECESに出会いました。大学で学ぶにつれて、専門職の支援はもちろん必要だけど、私がやりたいことじゃないのかも。制度や枠に縛られて、目の前の人と自然に関われなくなるんじゃないか。そう感じ、「子ども」「孤立」「地域」など、興味のあるワードを並べてGoogleで検索をしていました。その時に「助けてと言えるつながりを子どもの周りにつくる」と書かれている(はっきりは覚えてないですが…)PIECESのホームページに心を奪われました。

わかりやすい困りごとがないから、助けてと誰にも言えなかった。
周りにたくさんの人がいても、孤独だった。

そんな以前の私とつながったのかな、と今になって思います。
ただ、当時はそんな感覚は全くなく、面白そう!と迷うことなくCforC2020のプログラムに応募し、強く惹き込まれるようにして現在に至ります。

そしてPIECESに関われば関わるほど、違和感を含めた自分のありのままを大切にすることの重要さを実感してきました。

誰からも好かれるあの輝く星のようにならなきゃ。
そう思って、誰かの特別に、誰からも嫌われない”いい人”になろうとしていました。でも、どれだけ頑張ってもその姿にはなりきれませんでした。そして、自分をないことにしている自分は、いつまでたっても好きになれませんでした。

あの星にはあの星なりの輝きがあるように、私には私にしかない輝きがある。
そして、あなたにはあなたにしかない輝きがある。
どんな人も唯一無二であり、ありのままで輝いていける。

言葉はもちろん、在り方、表情、場の空気など、たくさんのことからそのメッセージを伝えてもらいました。


私にしかない輝きで、私にできることを

誰もがありのままで輝いていける社会に。
言うのは簡単でも、その社会の実現は容易ではないのかもしれません。でも、私はその実現を信じることができるようになりました。そしてその実現のために、私にできることを少しづつ行動できるようになりました。

寄付もその一つです。
「大学生で経済的に自立していないのに、寄付するなんてすごいね」と言われることもあります。寄付も”いい人”がするものというイメージがまだまだあるのかもしれません。私もそのイメージを持っていました。でも、今は違います。私はPIECESに寄付することで、希望をなくしてしまいそうなニュースを見たときに、心が痛くなる話を聞いたときに、どうしよもない無力感に襲われることが減りました。

それはきっと、PIECESに関わった人たちが子どもたちや周りの人に関わって、実際に少しづつ社会が変わる様子を目にしてきたからなのかもしれません。私も、私にしかないありのままを開示していくことで、誰かに影響や勇気を与えられるという実感を持てたからかもしれません。

そして、私が行動を起こせるようになったのは、目に見える変化や結果が求められる社会の中で、行動を起こす前の葛藤や心の変化も大切にしてくれる人たちがいたからだと思います。嫌われるかもしれない…いい評価を得られないかもしれない…たくさん葛藤して起こした行動を表面だけで評価せず、想像する。その「優しい間」があったからだと思います。

最後になりますが、私は強くて立派な人間ではないので、どれだけ素敵な人たちに囲まれていても、”いい人”で在りたい気持ちを捨てきれない自分に嫌気がさしたり、周りの人が羨ましく思えたりする気持ちとは絶縁できないと思います。でもそんな時に、自分の輝きを大切にしている人、その光で優しく照らされている「優しい間」があれば、何度でも自分のありのままを受け入れられると思っています。そして、その「優しい間」が広がって、そう感じる人が1人でも増えていくことを心から願っていますし、私もそう伝えられる人で在りたいと思っています。

PIECESメイト 塚本柚果 note

#わたしがPIECESを好きなわけ  
#こどもがこどもでいられる社会を  
#ひろがれPIECES  
#PIECES_Magazine

🎈ともに活動をひろげるPIECESメイト募集🎈
子どもたちが生きる地域に、信頼できる市民を増やしたい。
皆さまの寄付が、市民に学びを広げ、子どもたちの力になります。ぜひ活動を応援してください!#ひろがれPIECES

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?