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若さだけが武器だと摩耗していく

かつて勤め始めの頃は「若さが一番の武器」なんて先輩に言われた。

武器って言ったって、若いだけで何かスキルがあるわけでもないし、と思ったものだった。
が、しばらくするとその「武器」をどのように用いるかもわかるようになっていった。
時間、エネルギー、経験の不足による無鉄砲さ、先輩に取り入って可愛がってもらう力、などなど。

時が流れ、若手と言われる時期が終わり、中堅と括られるところに足を踏み入れてきた。
そこで気づく。
「若さ」という期限付きの武器にすがると、期限が終わる頃には何も残らない。
さて、どの刃を研ぐか、どう研ぐか、期限内の関係性で決まるところが大きいんだろうなあ。

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