見出し画像

直江津は今も要衝だった

上越市主催の直江津港見学会に参加しました。

午後から以下の三本だてで見学しました。

  • 佐渡汽船ターミナルで直江津港の概要説明

  • バスにて直江津港埠頭の見学

  • INPEX直江津LNG基地の見学

大潟区勤務で裏道志向だったこともあり、港よりの道路はしょっちゅう通っていましたが、なかなか立ち寄る機会もないもので。
ようやく中に迫ることができました。

特にINPEXの基地は国内やオーストラリアなど海外からLNGをタンカーで運んできて、直江津で加工、パイプラインに載せているということを知りました。
発電所の隣のLNG基地だけと思っていたのが、関東甲信越の各所まで総延長1,500kmに及ぶパイプラインを敷設してLNGを提供していたとは知りませんでした。

以下は基地の中での写真たち。

球形のタンクは常温LPGを貯蔵している。LNGと混合し45MJ程度にカロリー調整を行う。
奥の大型のタンクがLNGを貯蔵している。液体貯蔵のため、二層構造で間に窒素を充填し断熱をしている。手前の建屋は圧力調整用のタンク。気圧の変化をこのタンクで調整する仕組み。
未使用の土地もあり、このように緑地化したり、砂利敷きだったりした。今後の展開のために余白を持っているようだ。
タンカーからこれらの太い配管を通ってガスがタンクへと運ばれる。
気化するために海水で温める。
奥は長岡のガス田からガスが運ばれてくる菅。手前は直江津から方々へガスが運搬されていく管。鉄製でかなりの堅牢さを持っている。

普段何気なく使っている都市ガスも、どこからきているのかってなかなか意識することがないのが実情です。
せっかく地元にあるこの施設をどのように捉えていくべきかを考えさせられました。

また、民間の施設の充実具合に圧倒されました。

プレゼンテーションルームの投影環境や音響の設備、照明。

ロビーの展示物。

そして何より、ほぼ360°の曲面スクリーンと複数のプロジェクターを組み合わせた投影のシステム。

スクリーン手前に設置された白色のオブジェクトにも光を当てて動きを持たせていました。
ちょっと字面だけで表現できない洗練された表現が直江津にあったのに驚きました。

公共と民間のつくる空間の違いを意識せずにいられません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?