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周辺参加

小一娘の校外学習(雪遊び)の手伝いで国立妙高青少年自然の家に行ってきました。
午後の大学院講義の聴講のために午前だけ参加。

担当グループは午前がそり遊び、午後がスノーシューハイクの活動が設定されており、そり遊びのお手伝いをしました。スノーシューいつか履いてみたい。

坂を、そり、スノーチュービング、ヒップソリ、肥料袋で滑り降り、人力で持って上がってくる活動をひたすら反復しました。

新雪がこんもり積もる建物の裏手を、お父さんたち4人で探索しながらチュービングを運搬しました。足場も定かでないからもしや、と思ったら案の定、ソリのスペースが見つかりません。
あっちこっち行った末、発見した滑り場は圧雪のかかっていないソフトなところでした。
(後で聞いたところによると機械の不調で圧雪できなかったとのこと)
ああでもないこうでもないいいながら、名前もわからないながら会話が弾みました。

参加人数に対してスペースが狭いのではないかとか、どこを待機場所にしようかとか、滑るところが二車線あったほうがいいのではないかとか、新雪だから自分らで試走しながら固めようかとかさまざま話しながら、子どもたちが来るまでの間に色々やりました。

学年担当の先生方は結構丁寧に活動計画を作成し、当日には再案も配ってくれました。仕事ぶりには頭が下がるばかりです。

それでも計画に記載できないファジーな部分があることで、現場の裁量が生まれ、コミュニケーションが生まれ、協働が生まれるのだと体感できました。

学年の先生到着後も、ボランティアの我々にあれこれ指示を出すでもなく、互いにスタッフの一員、といった距離感でコミュニケーションをとってくれたので、ますます活動が行いやすくなりました。

学年スタッフの業務に正統的周辺参加した印象でしょうか…。

現場にいた頃は、「いかに抜かりなく案を練り、万全を期して提案するか」という論理に絡め取られていましたが、大抵うまくいくのはアウトラインだけを示した場合でした。いや、アウトラインすら示さないでミッションだけを示したときのほうがワークしたかも。

動くのは意思を持った個であり、そこから成る集団であるということを忘れずにいたいと思います。

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