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自分色はなに色?《黒い猫の歌/backnumber》

こんにちは。

私は幼い頃から音楽を聴くことが好きです。
カセットテープ、MD、CDなど歴代の思い出たちは
今でも大切にとってあります。

音楽はとても不思議な思い出の品で
必死に自分を鼓舞した受験生時代や
はしゃいで楽しかったライブの記憶
辛くて苦しくてもがいていた時の葛藤…
タイムマシンのように当時の光景を蘇らせます。

時間をおいて改めて聴くと
当時とは違った部分の歌詞が響いたり
何年経ってもやっぱり好きだと思ったり
そんなことからもまた、自分の変化を感じられるのが
音楽の醍醐味だなと感じますよね。


今日は、私が最近やっと
しっくり受け止められるようになった一曲を。

backnumber『黒い猫の歌』

自分らしさなんてきっと
思いついたり流されたり
探し続けて歩いたその
足跡の話だから

本当の自分はここにいるんだ
今までにこれからを重ねて
赤も黄色も青も全部
混ぜて僕だけの色を

backnumber『黒い猫の歌』


私には目指していた資格がありましたが
留年後、2年の空白を経てその道を一旦終わらせた
そんな過去があります。
続くと思っていたレールから外れた途端
私はアイデンティティを失ったかのように
自分が何者か分からなくなってしまいました。

働くことを経験したくて飛びこんだ派遣社員
体調の波に合わせて働いたアルバイト
お金と安定が欲しくて挑戦した正社員
様々な雇用形態を経験して、
製造、教育、農業など
職種もあらゆるものに挑戦しました。
がしかし、一年以上同じ場所にいることがなく
「なんか違う」と迷ってばかりで
そんな自分に納得がいきませんでした。

自分はなにをしたいのか
その選択肢すら分からないまま
ひたすらに生きるしかなかった
「私」が分からなくて苦しかった毎日。

周りには、フラフラしている
きっとそんなふうに捉えられてるはずだと
要らぬ心配をしては、見えない何かを追いかける
焦りの日々の繰り返し…


それでも
双極性障害になって5年、社会人を3年
迷って悩んで、また迷って
『思いついたり 流されたり 探し続けて歩いた』先に
今の私がいて、生きている。

これといった理由はないけれど
ふとした瞬間に、その月日を労う自分がいたのでした。
何度も聴くうちにじんわりと心に沁みたこの曲は
きっとこれからも私の支えになってくれると思います。

どんな仕事をするかとか
ひとに胸を張って言えるかとか
正社員じゃないとかっこ悪いとか
転職してばかりじゃ見栄えが悪いとか
今も悩みがすっかり消えたわけではないけれど
いつか自分の『足跡』が愛おしく思える日が来ますように。






こんな色もあんな色も
いろんな色が似合うひとになりたいから
怖がらずに、時には大胆に
誰かのためじゃなくて、自分の納得を探しながら
世界でひとつだけの素敵な私だけの色を見つけよう✈️





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