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裁量 - 最近何をしたか 7/7-7/17

素晴らしいネット

私は普段からネットを利用している。このnoteもそうだが、文字を書くのも読むのもネットを使う。読むのは紙の本の利点もあると思っているが、同じようにネット上のコンテンツも読む。過去は文字を書くにはPCをローカルな環境で使っていたが、現在はクラウド対応のメモのようなサービスを利用することが多い。そういう単なるメモのサービスでも、文字数の制限がなく最低限のエディタの機能があればそこそこ使える。そしてネットが便利なのはクラウド越しにどこでも編集できることで、最低限webアプリがあるとか、または専用アプリのサポートがあればスマートフォンも含めデバイスを選ばずに利用できる。こういう面だけを見て感じるのもそうだし、過去の大手パソコン通信や草の根BBSの時代から利用していて思うのは、ネットはとても有用で素晴らしいということだ。

暗雲

そのようにネットを見ていると、いつもいろいろなことが世の中で起こっていることを知る。最近知ったのはもうすぐパリオリンピックがあるということで、知ったきっかけはXのポストだった。それはオリンピック日本代表の体操の宮田笙子選手が喫煙と飲酒が理由で出場を辞退したというポストだった。実際は辞退が決定する前の問題となったポストだが、リンクされているニュースを見る前には失礼だが宮田笙子選手のことを知らず、どれだけ幼い選手かと思った。しかし十九歳の女性ということで、これはそんなに大きな問題ではないだろうと思った。告発があり発覚、それが事実だとしてそこまで大きな問題とも思えない。アスリートということで協会などから喫煙や飲酒が禁止されていたというが、それでも注意程度の問題だと思うからだ。

だが実際はXのリプライやリンク先のニュースのコメント欄、世の中のコメンテーターという人たちの記事の中には法律に違反しているから出場できないのは当たり前だ、というような意見も多かった。そうなのだろうか。私は過去のある日の夕方、大都市の超巨大駅前の交差点の歩道を思い出していた。そこは駅前の雑然とした車道だが、夕方のラッシュ時で多くの人がいた、いつものことだろう。雑然としている場所だからか一方通行が組み合わさっている区画といえる。そこを私は友人と歩いていて、どこでもいい駅周辺の居酒屋を探していた。目の前には警官が歩いていたが、運悪くその一方通行の道を逆走してきた原付がいた。彼は警官に止められ注意を受けて去っていった。切符は切られなかったのだ。

裁量

その後私自身の警官への悶着もあるのだが、今回言いたいのは、その一方通行の逆走が、よっぽど確信犯で悪いものでもない限り、警官の判断したことはあながち間違いではないと思う。注意して行かせた、多分大都市の超巨大駅前の道で人混みも酷く、一方通行の標識を見逃したのだろう。その警官の裁量を私は悪いとは思わない。私が思ったのはその罪と罰の重さの違い、もちろんこの場合は罪が重いが、この程度なら、と、裁量で注意にとどめるのも悪くないが、その計らいをもっとゆるやかなルール(私が警官に対して起こした悶着はこれ)でもいいので、それにのっとってほしいと思った。こういうことを書くと警察は法の執行者ではないというのだろうが、それくらいの権限はあってもいいし、実際にある。その罪がどれだけのものか、そこにいれば分かるはずだ。

今の時代は煙草程度でも許されることではないという人も多い。また、宮田笙子選手がプレッシャーという言葉を使ったとかで、常習性にの話にしたり、それから大麻の話にも展開している人がいる。全く別だろう。コンビニのバカみたいな認証やtaspoなどがある現在、法的基準を満たしてない人間が手に入れられるということが問題だ。そして大麻の場合は使用する以前に手に入れること自体が違法だ。それらを並べて語り、鬼の首を取ったようにいうのもどうだろう。煙草や酒に常習性があるとしても、もし彼女に常習性があったとするならば、ケアするのが協会の役目で、それとは別に彼女が自分のいる場所を把握できなかったことには重く注意をする、そして罪に対してはボランティア活動などを時間区切りで行ってもらい、自分と社会を見つめ直してもらうのがいいのではないだろうか。

最低かもしれないネット

最初に戻れば彼女は自分から辞退したということになっている。それならば最初からどうでもいいことだ。彼女がそれを選んだのならそれでいい。だがどういうバイアスがかかったかは分からないし、もしそういうものがあるとすれば一人のアスリートの人生を狂わせる判断だったと思う。もちろんそれは彼女自身の未熟さから来ている。こういう話をネットで聞くとうんざりすることもある。攻撃的な人が多いというのもあるし、考えずに罵詈雑言を言っている人がいるからだ。以前から思っていることに芸能人が不倫しただのなんだのを叩きまくる、そんなものに辟易している。そんな個人的なことは家族や当事者にしか分からないことだ。それを見えない位置から断罪するのはどうだのだろう。ずっと利用してきて思うのは、ネットはそんな醜い雑音だらけの世界かということ、素晴らしくはなく、最低の世界なのかもしれないな。


どうしても

大体は麻痺している。アルコールという名のドラッグに脳が浸かりきっていて、明日が見えない。だから肉対的な痛みは随分朦朧としていて、少しずつアルコールが抜けてゆくと激しく痛みはじめる。このまま麻痺すればいいのか、それとも。痛みがやわらぐのは悪いことではない、だが感じないといけない痛みもある。肉体が裂ければ悲鳴のでる痛み。それでも、どうしてもお互いを確認しなくてはいられないから。


揺れるキーホルダー

何を気にしている、いつものこと。ずっと変わらずに、子供。いや、子供と形容しているが、実際は臆病な子供だね。強い子だっているから。たけど人がいうには弱い子供も大人になれば、大人になれば強くなれるはず。それが大人というものだって。そうか、ごもっとも。時間の外にある枠、そのどこかに引っかかっているキーホルダー。ゆらゆら揺れる。そういうものかもしれないな。伝えられてないと思うけどね。


愛すべき謎の空間

どうして漆黒の天空には星がぶらさげてあるのだろう。ぶらさがった太陽は、月は、どうして明けたり暮れたりする。下からは闇があがってきて、花や草は板のようだ。たけどこの世界を愛している。毎日ばかりを見ていたら、遠くが見えない。変化も感じられずに気づいたら大きく変わっていたり。だから声を出して、回りを遠くを見回したい。実際は声を出して探っている。どこかになにかが潜んでいないか、怖いから。まだまだ発展途上だね。



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