見出し画像

様々な濃さの鉛筆で描き比べてみる

先日開始した、ブルース・リーの鉛筆画の制作。

これまで私は、絵といえば2Bと思い込んでいたのですけれど、もっと濃い鉛筆もあることがわかったため、急きょダイソーで、あるだけの種類を購入してきて、描き比べてみました。

結果はこちら。リンゴをひとつ5秒程度でさらさらっと描いていったものです。


画用紙の左端が「F」、Fというのは「ファーム(しっかりした)」という意味だそうです。HとBの中間だそうなので、画用紙の中央に配置してみました。

そこから右下に、2B、4B、6Bと行くにつれて、芯はやわらかく黒は濃くなります。2Bと4Bは、明らかにこれは違うぞとわかる感じですが、4Bと6Bの違いはというと、濃さよりも太さがしっかりつけられるように感じました。芯がよりやわらかくて、粉が崩れやすいんでしょう。

Fから右上に、H、2H、4Hと行くにつれて、芯は硬く黒は薄くなります。ただ、こちらも「薄さ」よりは「硬さ」の方がより実感でき、繊細な表現が可能になるというイメージでした。

つまり黒を強くしてコントラストを強調したい場合とか、荒々しいタッチが欲しい場合、もしくは、指でこすることによって写真のようにリアルなグラデーションにしたい場合はBから6Bを、逆に黒を薄くしたい場合とか、繊細なタッチが欲しい場合、もしくは、手でこすってしまって線がぼけるのを防止したい場合は、Hから4Hを使うのがよさそうです。

なお今回入手できたのは7種類のみですが、JISによる定義では、HがH(H1)からH10までの10種類、BもB(B1)からB10までの10種類、B(B1)とH(H1)の間に、FとHBというのがあり、全部で22種類あるようです。まあでも、そこまで使いこなすのは難しいので、7本くらいでちょうどいいかも知れません。

なお今回試し描きをするにあたって、鉛筆の濃さを毎回確認するのは面倒だなと思い、石粉粘土で自作の鉛筆立てを自作しました。右側の、鉛筆が7本つきささっている物体ですね。この順番を決めておけば、目的の濃さがどこにあるのか一目瞭然です。

ということで、ブルース・リーのコントラストを強くしていくためには、現在2Bのみで描いているので、4B、6Bと、場所に応じて使い分けて濃くしていくのがよさそう、という結論になりました。さて、今後どうなっていくやら。わくわくしますね。

美大生とかならデフォで知ってそうな情報ですけど、私は完全独学なので、まあ、しょうがないですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?