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こてつ
2022年11月30日 01:06
そう広くはない部屋で畳の上、脛をあらわに胡座を組んで、小窓の下の机に向かってこうしているところ。実は晩秋の雨降りで、時折はぐれたか細い風が浅くあけた小窓より流れ入っては、腕やその脛をひやりと撫でるのがなんとも心地よい。空は水に練った灰を塗りたくったようでも、それを陰鬱に思うか清かに感じるかは人それぞれ。私は今、後者としてここに座っている。遠くから近くまでよく降っていて、ざあざあと低く鳴っているけ