見出し画像

蛙の子は蛙?

息子はオンライン授業、ピコママはテレワーク。stay home中、母子密着につき、怒ってしまうこと頻発です。オンライン会議中背後で手を振るムスコ、宿題の合間合間のお茶のみ時間が長い、おもちゃ出しっぱなしなどなど。。。。その度怒られるわけですが、ケロッとしているムスコ。どこかで見たぞ?と思うと小さい頃のピコママそっくりなのです。

実家の母と電話しているときにその話をしましたら、後日断捨離中の母から、ピコママの小学校から高校までの通信簿がそっくり送られてきました。そして紙に「先生のコメント読んでご覧」とだけ一文。今と違って昔の先生はいいことも悪いこともはっきり書いてますから、辛辣です。「おしゃべりやめましょう」「授業中上の空です」「努力が続かないのが残念です」など。は~ムスコのこと怒ってる場合じゃありません。でも実家の母が言うのです。「こんなに書かれてたって、今あなた大学の先生になったじゃない、笑っちゃうわよ。って。だからあんまり怒ったって効果ないわよ」ホントそうです。

遺伝学的には親の能力などを遺伝する確率は50%ぐらいといわれています。あとは後天的なものなのです。だからって何かを詰め込んだって意味ないことは心理学的にはわかっています。

レヴィンという心理学者は、「人の行動はその人のパーソナリティと環境との関数関係にある」といいB(行動)=F(機能)(P(性格)・E(環境)」という関数式を示しています。簡単に言えば、人の行動はその人の性格や性質と環境によって違ってくるということです。当たり前のことなんですが、人の性格は50%ぐらいは親の遺伝子の影響を受けているわけなので、そう簡単には変化しません。けれども環境はいくらでも変えられるわけです。それによって人の行動は変化するということになります。

ピコママは自分に興味のないことは全然やる気が起きないという性質を持っています。(これ父親譲り)なので高校までなんでやらされてる勉強しなきゃいけないんだ~とずっと思っていました。大学に入って、自分が勉強したい科目を選択できて、また自分が学びたいテーマを掘り下げていく学習が自分にはすごくあっていました。なので心理学者や大学教員になったのだと思います。

だからカエルの子はかえるなんだと思うんですが、どんなカエルになるかは、その人の環境による、そして環境は与えられるだけでなく、自分でも選べるし、意図的にその環境に置くこともできるわけです。今は閉塞感のある環境に世界中の人たちが置かれていますが、やがて必ず環境は変化します。そして子どもたちはまた自分の行動を磨く環境に身を置いていきます。そんな希望を祈りながら、今日もstay home


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?