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優しい怒り方

なんだか心の元気が出ない日、栄養が欲しくて、ムスコに「ママのいいところ教えて!」と聞いてみました。どんな答えが返ってくるかな?。おいしいご飯作ってくれるところ、がんばってるところとか、わくわくしながら待っていました。

ムスコの返答は「優しく怒るところ」。え~どういうこと?って聞くと「ママはどこがいけなくて怒ってるのかはっきり言ってくれるし~どうしたら次はいいのか言ってくれるから、どうして怒られてるかわかって、ありがたい」とのこと。(ありがたいというのは、今のムスコのどうもブームらしいです)

そっか、確かにピコママは、しばしばドカンと怒ります。子育てにおいて怒るっていう行動は、親にとってはタブーのように思われていて「ほめて伸ばす」が至上主義のように思われています。もちろん心理学者としては、ほめることの素晴らしさは十分理解していますが、1母親になったら、イヤー怒りたくなる出来事にあふれている毎日。でも怒ってしまう自分=悪い母親と思う思考にがんじがらめになって、イライラしていたこともありました。

そんな時、アンガーマネジメントの研修を受ける機会がありました。本で読んで理論は知っていましたが、研修を受けるのは初めて。怒るのを我慢するのではなく、怒りを前向きな形に変えていくということを学びます。印象的だったのは、怒りたくなるのは、伝えたいメッセージがあるからそこを相手に伝えようということ。すごく腑に落ちました。

そこから特に子どもに対しては、何に対して怒っているのか、どうしてほしいと思っているかこの2つを伝えるという形で怒りを外に出すようにしています。決して感情だけをぶつけないこれは心がけてるのです。

自分の心掛けがムスコに伝わっていたのは大変うれしい。全国のお父さん、お母さん怒っちゃってもいいんです。でも感情をぶつけるのではなく、メッセージを伝えてあげてください。そしてそれは簡潔に、だらだらといわないこと。それをしても自分の怒りの感情が収まらないときは、その場からちょっと別の場所に移動してみましょう。(行動療法ではタイムアウト法といいます)大概ピコママはふて寝します。そうするとなんとなく、気持ちが小さくなっていたり、相手も落ち着いていたりすることが多いです

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