コロナ後遺症なのか、ワクチン後遺症なのか、実態不明の病の真相を知りたい


コロナウイルスに感染して7ヶ月後に突然、謎の体調不良を発症し、かれこれ9ヶ月になる。

梅雨の晴れ間に窓を開け放して家の中にいると、心地のいい風が入ってくる。もう夏がやってくる、と思う。気持ちが沈む。昨年の夏の終わりに始まったこの体調不良と付き合い始めてもうすぐ季節が一巡してしまう。
休職してしばらく経った頃に、お世話になったとても尊敬する先輩に自分の状況を報告した際、「神様からの休めのサインだと思ってしっかり休んで」と言葉をかけていただいた。症状が始まって半年くらいまではこの言葉に励まされてなんとかやってこられたが、さすがに今となっては効力が薄まってしまった。
あまりに変化しない自分の体調に心底ウンザリする毎日である。

こういった症状については、とにかく情報が少ない。実体験に基づく話をなかなか見つけることができない。一時的な体調不良を発症してすでに完治している人はもう気に留めることはないだろうし、重度で身体を動かすこともままならない人は情報発信することも困難なのだと思う。

現在の私の不調は、コロナ感染後・ワクチン接種後に発症したものであり、なおかつ症状自体がコロナ罹患時のそれと酷似していることもあって、何かしらコロナに関連したものが原因となっているように思われてならない。

ただし、自分でそう思ったとしても「後遺症の類だ」と断定することは難しい。身体のどこかを分解して探し出す試みをすれば、もしかしたらコロナウイルスやワクチンによる何らかの"痕跡"を発見できるのかもしれないが、それもなかなかに難しい話である。医師からも、「可能性は否定できないが断定はできない、仮にそうであったとしても治療法が確立されているわけではないので如何ともしがたい」と言われている。

「後遺症の類」が時折Twitterなどでトレンド入りすることもありその都度チェックはするが、信憑性の低い情報も多く目にする。そのようなツイート群の中で、実態を吐露する患者のツイートはなかなか見つけられない。あったとしても埋もれてしまっている。実際、その界隈で割と大きな影響力を持つアカウントのツイートに「反〇〇」論者や陰謀論者がワンサカ沸き、盛り上がっているという構図がよくあるように見受けられる。結局は「患者の悲痛な実態」ではなく外野の盛り上がりが数を占めるといった印象を受ける。実際はそうでもないのかもしれないけど

確かにワクチンそのものに対しては私も多少懐疑的ではある。一般によく言われる「治験が十分になされないまま接種が行われた」とか、「従来のワクチンとは仕組みが異なる」とかいう見方には納得できるし、私自身ワクチン接種後の副反応はそれはもう酷かったし、あれだけ酷い思いをして接種したのに結局コロナに感染して、かなり酷い思いをしたので…

「コロナ後遺症」というと罹患時からの連続体としての不調、といったケースが多そうだが、いわゆる「ワクチン後遺症」というのは"遅発性"、つまりワクチン接種時からは時期を遅らせて発症することもあるとも聞く(このあたりは以下リンク【全国有志医師の会】の記事を参照した)。

しかしながら、「ワクチン後遺症」などといった話題の中で「ワクチンは悪=コロナは風邪=マスク不要」だとか、「ワクチン=人口削減計画=国家の陰謀」といった偏ったように見える言説も多く目にする。こういった、純粋に不調の実態とその原因を探る目的ではなさそうな見方に触れると、なんだか「後遺症の類」に首を突っ込むのはどうも気が引けてくる。

職場に提出する診断書には暫定的に「慢性疲労症候群」と記載してもらったが、結局のところ何が原因でこのような体調になっているのかさっぱり不明である。
たとえ原因がわかったところで治療法が確立されていないにしろ、やはり私はこの体調不良の原因が知りたい。得体の知れないものが自分の身体の中に同居するというのは心底気味が悪いものであり、神経がすり減ってゆくことなのだと痛感する。

自分の周囲に似た状況の人もおらず、いたとしても気付けず、心底心細い。現在診てもらっている3人の医師からも首を傾げられる状態がこうも続くと、本当に精神的に落ち込んでくる。落ち込んでいることは事実だが、そこから目を逸らすためにどうにか気を紛らわすことだけを考えてなんとか生きている感じ。

これ以上、症状の原因を根本から探ることは無理そうだと医師からも言われているので、今飲んでいる漢方(煎じ薬)を根気強く続けるしかない。

今回はまあそんな感じで

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