詩 | 私の彼はガイシ系 |#ああん気持ちいい

#ああん気持ちいい

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詩 | 私の彼はガイシ系

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あなたと初めて出会ったのは
いつの頃だったかしら

私がこの世にやってくる前から
あなたはみんなのことを
支えているのだと
だいぶあとになってから知りました

あらゆる人々の
視界の中にありながら
あなたは一言も発しない

雨の日も風の日も
誰からも見向きもされなくても
文句のひとつも言うことなく
だたいつも微笑んでいる

あなたのことを愛している私でさえ
猛烈な暑さの中では
あなたを長時間
見つめることはできません
猛烈な寒さの中でも
あなたを置き去りにしてしまう

あなたの役割は
注目を集めることではなく
不言実行を貫き通しながら
人と人とをつなぎつづけること

あなたほどのヒーローなんて
そうそういらっしゃるものではなく
お見かけするごとに
せめて私ぐらいは
Unsung heroであるあなたに
深い尊敬の念を伝えたい

若かりし頃
あなたのことを
青空を遮る悪魔だと
ののしってしまったこともありました

深く深く反省しております
でも私はやっぱりあなたがスキ

今日も照り輝くあなたは
まさに地上の星です

今日もお疲れさまです
あなたは私の手の届かないところに
いらっしゃることが残念ですが
心の中で握手しております

私は今日も
あなたと視線が合うだけで
満足です

あ、ああん
一度でいいから
あなたのことを抱きしめたい
叶わぬ夢だとわかっているけど

あなたを思うと胸が苦しいけど
同時にとっても気持ちいい
あなたの無言の笑顔が
私を今日も支えております

私の片思いを
お許しください… …

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