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沖積低地では女性は要注意⚠️。

 プロフィールでも書いているが、タモリ😎さんのファンである。
 それで、ブラタモリもよく見るのだが、その番組の中で覚えた、地学の専門用語もけっこうある。

 秋田県の男鹿半島の回では、「マール」、鳥取砂丘の回では、「安息角」。
中学生の頃に学んだ、「安山岩」「玄武岩」「流紋岩」など、岩石の名前は頻繁に耳にする。

 それで、ブラタモリを十分に楽しむためには、地学を勉強しなければならないと考えるようになった。とくに高低差に関係する用語は必須である。

 しかし、いざ、地学を勉強しようとしても、他の「生物」「化学」「物理」の参考書と比べると、お手頃な「地学」の参考書の数は少ない。

 昨年、角川ソフィア文庫に、水野一晴「自然のしくみがわかる地理学入門」が入った。その中にこんな記述があった。

「新聞やテレビを見ていると、ときどき、この氷河時代がつくった地形の高低を思い起こさせる事件に出くわすことがある。たとえば、女性のスカートの中を盗撮する事件である。(中略)その多くは洪積低地、すなわち、東横線では渋谷、中目黒、都立大学駅に集中する。(中略)犯人は改札前で物色し、そのあと、長い階段を利用するのである。洪積台地に挟まれた沖積低地の駅では女性は要注意である」(前掲書、p26)

なるほど。地形を悪用する輩がいるのか。思い起こせば、歴史上でも、「桶狭間」も「関ヶ原」も、地形と無関係ではない。現代においても、渋谷の再開発なども、地形と密接な関係がある。旅行するときにも、「地形」を調べておくと、意外な発見がありそうだ。



 

 

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