ゆめぴか通信第n話

 木造の埃っぽいギャラリーの屋根裏へ向かう途中、重たいボブカットの年下女性が何かヒステリックに恨み言をいいながらついてくるので、隅っこに追いやって「ほら、見ててよ」って言いながらわたしは自分の左手の指を銃で撃ち抜く。少し怖かった。中指と薬指がクラッカーを引くように飛んで、空気中の埃がパッと動いて、小さい窓から入る光できらきらした。終わってみるとすっきりした。一階にはレトロでアメリカンポップなポスターがいくつか貼られていて、サイダーが売られている。女性は少し落ち着いて、しばらく静かについて来るようになり、話が通じるような場面もあったが、わたしがトイレに入ってる間に上から水をかけてきた。わりと序盤からキレてたわたしは女性をドアの上から引きずり下ろして、何か文句を言う。いつのまにか布団が積み上げられた部屋にわたしは横になっていて、弱々しそうだった彼女は親指にものすごい力を込めて胃の部分を上方向に圧迫してくる。痛いと言うか苦しくてじわじわ吐き気がするが、子供をなだめるように彼女に話しかけてやめてもらおうと努める。はっと目が覚めるとお腹の上にスマホがのっていて、ついでにしっかり気分も悪かった。一瞬惑星のような腰くらいの高さのモニュメントが並ぶロビーにもいた。何回か行ったことがある。




p.s. 久しぶりに夢の中の自分の感情がいまいちよくわからなかったです。終始ぼやぼやとなにかに腹が立っていたけれど。

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