「どんな練習をやるか」よりも大切なこと

ピアノが上手くなりたい人は、「どんな練習をやったら上達できるか」知りたがるけれど、実は、それよりも「どうやったらモチベーションを高く保てるか」を知った方が、ピアノは上手くなる。

なぜなら、自分の中に、どんな滝の水でも消すことのできない情熱の炎を燃え上がらせることができれば、その後進むべき正しい道は自然と見えてくるものだから。

モチベーションを高く保ち続けるには、困難を燃料とすることが一番のポイント。

自分自身の苦労話なんてしても仕方ないので割愛するが、それらその時は確かに大変だったけれど、そうした道を経て手に入れた情熱は、その後の人生においてものすごく役立っている。

苦しみを知らない人ほど、心が折れやすい。

失敗したり、辛い思いをしたり、心身共に「打たれて」こそ、人は強くなれる。

ちょっとしたことで「モラハラ!」「パワハラ!」と叫ばれる時代。

しかし、ある意味、そうやって叫ばせておくと、ライバルはいつまで経っても強くなれないから、ズル賢い人たちはどんどん叫ばせておくよう仕向けている場合もある。

言っているだけ、思っているだけは、ある意味、何もしていないのと同じなのだ。

やる気やモチベーションや自信なんて、何もしないで待っていて湧いてくるものではない。

苦しくても、とにかく飛び込んで、飛び込んで、飛び込み続ける。

そうやって、情熱の炎は明るく大きくなっていく。

「ピアニストになりたい」…なんて誰でも簡単に思うことができる。

「私の夢はピアニスト!」…なんて誰でも簡単に言うことができる。

そのくせ、困難からは逃げてしまう。

誰でもできることをやっている(思っている、言っている)だけでは、何も変わらない。

他人と違うことをやり続けて初めて、ピアニストとして認められる日がやってくる。

皆が困難から逃げる方向へ進んでいるなら、あなたはその逆を行けば良い。

皆様からのサポートを大切に使わせていただきます!