見出し画像

我が子を褒めることは恥ずかしいことですか?

「うちの子、何一つ褒めるところがないんです」
「あの子、ほんっと何考えてるかわからないんです!」「私、そもそも子供って好きじゃないんですよ~」

これは私がピアノ指導者として、お子さんの前で保護者の方から直接聞いたちょっと気になる言葉です。恐らく多くの日本の親は、人前で子供を褒めるのは恥ずかしい、謙遜することが謙虚で美しく、むしろ相手への配慮みたいな雰囲気がありますよね。私がママ友たちと公園でおしゃべりしているときも、似たような会話になることがしばしばあります。自分もつい「自慢にならないようにしなきゃ」と思いながら会話に参加してしまうので、そういう言葉がうっかり出てしまうのはすごく理解はできます。

でももし自分が子供の立場で、自分の目の前で大好きなお母さんからそんな風に外で言われたらどう思いますか?

誰だって大好きな人には認められたいし、他の人の前で辱められたくないものですよね。いいことも悪いことも、子供には聞こえていて密かに傷ついているかもしれません。自己肯定感を下げているかもしれません。

私は職業柄、生徒さんやよそのお子さんの良いところを見つけてなるべく褒めるように心がけているので、親御さんに思いっきり謙遜されるとせっかく褒めたことを否定されるような気持ちになり、実はこちらも軽くショックを受けています。

他人から褒めてもらえる機会があったら、「そうですか?ありがとうございます~」と言葉のままに受け取って素直に喜び合う社会を作りたいですね。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。                                                                                                                                       

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?