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生きることは気づくこと 〜 見えないものが見え、聴こえないものが聴こえてくる


大袈裟だけど、それに近いかなぁというお話。


週末は仲間たちと紅葉を撮りに行った。


大きな公園。

森の中。


広い敷地、紅葉はところにより。

薄暗い林道、ぽっかりと陽のあたる草原を抜けて奥の池へ。


途中足をとめ、スポットライトのような木漏れ日に照らされた小さな葉っぱを撮っていると、そこに何かあるのかい?と、誰かが覗きこむ。

またある時は、あ、さっきからカイツブリ(野鳥)が鳴いてますね。と誰かがいう。


あちらにはこんな場所がありましたよ。

こっちにはこんなのが居たよ。


ああ、

ひとりで来ていたら気づいていないものだらけ。


生まれて、落ちて

目が開いただけでは見えない。

耳があるだけでは聴こえない。


世界に気づくには人の刺激が必要だ。


確かにこの世界は自分の意識とともに生まれ

消えていくように思える。


でも、その意識はきっと他の誰かがいないと芽生える事はないのだ。


ここに光があるよ。

ここに言葉があるよ。


不思議だなぁ。

びっくりだね。


怖いなぁ。

悲しいね。


楽しいなあ。

幸せだね。


ああ、綺麗だなあ。


その光は通り過ぎた皆の視界にあった。

カイツブリは私が気づく前から鳴いていた。

それは確かにずっとそこに在った。


人類は世界を発見し尽くしたかも知れない。

空と海と大地と人体の冒険。


それでも僕の今日は驚きの連続だ。


生きることは気づくこと。


pianocurve















しなかった味。

知らなかった気持ち。

ホラーの話しじゃありません。

生きることは気づくこと

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