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フォルマシオン・ミュジカルはこんな場面に役に立つ

小さいうちこそテクニック偏重にならないレッスンを

フォルマシオン・ミュジカルをお勧めしたいのは小学生。
フランスでは2年生からクラス授業で行うフォルマシオン・ミュジカルですが、日本では中学受験の勉強が忙しくなる前にある程度教えておきたいとなると、1年生の途中からでも工夫次第で導入したいものです。
この時期に音の読み書きだけに留まらない楽譜の読みができるようになり、音楽用語や理論、音楽史の知識を身につけていれば、その後生徒さんの練習時間があまり取れない、忙しいからレッスンの回数が減ってしまうということになっても、生徒さんのペースで着実に上達します。音楽の背景を知っていることで音楽に対する興味を持ち続けることができます。
楽器のレッスンをする生徒さん全てがプロになるわけでも、高いレベルのコンクールを目指すわけでもありません。一生涯音楽を楽しむことのできる生徒さんに育てるには、早いうちから音楽の全容を、音楽の素晴らしさを伝えておくことが大切です。

学校のテスト対策にも役立ちます

最近の学校カリキュラムを細かく知らないのですが、小学校の教科書を見ているだけで「こんなに難しいことをやってるの?」と感じています。ただピアノを習ってるだけではとても対応できない内容です。
フォルマシオン・ミュジカルはこういった内容にも有効です。
現役の小学校音楽教師に「教科書にでてくるXXという曲をフォルマシオン・ミュジカルでやったらどうなるか教えて欲しい」と言われて講座をしたこともありますし、そもそも音楽の造り方や背景にあること、理論的なことを教える内容なので学校の授業に対応する力をつけるのにふさわしいものと言えます。
フォルマシオン・ミュジカルを意識したレッスンをすることで、生徒さんの学校の音楽の成績がアップします。

音楽はとっつきにくい芸術

美術館とコンサートホールとどちらがハードルが高いかといえばコンサートホールの方だと思います。美術館が日中のいつでも入れるし嫌になったらすぐに出ていかれる、値段も比較的払いやすい値段というのに対しコンサートホールは、演奏会として決まった時間に入場し、嫌だなと思っても出て行きにくい、入場料も美術館と比べて高いというのはあります。つまりコンサートホールは気軽に試すことがしにくい場所でもあります。
だからこそ、若い人たちに音楽の素晴らしさを伝えておきたい。そして今、楽器を習っている生徒さんは将来、楽器演奏が続けられる環境に身を置けるとは限りません。でも自分の楽器のテクニック以外を色々知っていると音楽を深く楽しめるようになれますし、楽器を弾きたいという気持ちを持ち続けることができます。
美術館で絵画鑑賞する時に、画家や美術史のことを少しでも知っていると知識を元により深く楽しめるのと同じです。

音楽の学びは長く続くもの

初めてピアノに触れてから40年以上になる私ですら、まだまだ音楽は学べることがあります。音楽の学びは一朝一夕には行きません。
「音楽は広くて深い芸術なんだ」ということを子供のうちに見せておくことが必要になります。子供のうちに色々なものに対する好奇心を養っておくことで大人になってから触れるためのハードルを下げることになりますが、音楽も「こういうものがあるんだ」ということを知らせておくだけで違ってくるはず。
そもそもの学校教育の役割は、生きていく上での技能を身につけると同時にさまざまなものに対する好奇心を養うもの。音楽レッスンに関わっている我々はその音楽の部分を強化する役割を担っています。

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