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フォルマシオン・ミュジカルの導入

フォルマシオン・ミュジカルには大きく分けて従来のソルフェージュ的な分野とそれ以外の分野があります。ここでお話する導入は、ソルフェージュ以外の分野についてです。

導入のやり方は子供の性質によると思います。
パズルや論理的な見方が好きな子の場合、組み合わせパズルっぽく曲の構造について話してみると食い付きます。それからお話の好きな子の場合は楽曲の背景にある歴史や文化について話すところから入るのもありでしょう。

先日、ある生徒が弾いているE. サティの初心者向けの曲が三部形式でできていたので「ここの部分と同じところはどこ?」などと質問して見つけてもらいました。こういうのって、楽曲の地図を描く作業と言えると思うのですが、どうでしょう?

曲を勉強するのと並行して理論の学習も取り入れたいのですが、忙しい現代っ子に無理なく学習してもらうのにはどういう方法がいいのか考えているところです。本音は別枠である程度時間を取って教えたいのですが、対面で教えているピアノの生徒には限られたピアノのレッスン時間に、従来型ソルフェージュに加えてフォルマシオン・ミュジカルのエッセンスを導入できたらいいなと考えています。

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