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『ソナチネ Op.13-1 第3楽章〜カバレフスキー』ピアノ演奏の攻略note

カバレフスキー作曲『ソナチネ Op.13-1 第3楽章』の演奏を攻略しましょう!

この記事を読むと、あなたの演奏をキラリと輝かせる秘訣がきっと見つかります。

早速、くわしい弾き方を解説します。

楽譜の準備はよろしいですか?


この曲はハ長調ですが、短調のところもたくさんあり、調性を感じながら弾くのがとても難しいです。

例えば、1小節目は明るくハ長調ではじまりますが、2小節目からはもうイ短調になっています。

ちなみに1~8小節までの間に、ハ長調ーイ短調ーイ短調ーイ短調ーイ短調ーハ長調ーハ長調ーイ短調と変化しています。

ハーモニー感というのは、この小節は長調か短調か?というのを感じ取って、たとえばイ短調であれば頭の中でラドミという和音を鳴らしながらその旋律を弾くということです。

音の強弱を極端に変えなくても良いですが、ここは明るく、ここは少し暗くなどと考えて弾くだけでも全然違うので、まずはゆっくりから意識して弾いてみてください。

ではここからは小節ごとに順を追って解説していきます。

8分の9拍子は1小節に8分音符が9個ある拍子で、3拍子系です。

non legatoですが、無理に切って弾く必要はありません。

非常に速い曲(Prest)なので、ベタベタのレガートでなければ良いでしょう。

1~8小節目まで、第1音にテヌートがついていますが、これは他の音と区別するという意味で、少しアクセントをつけて弾きましょう。

出だしのソの音は、ふわっと入らずクリアにはっきり弾きます。

はじめのピリっとした緊張感がとても大事です。

その後も1拍目の頭の音を意識して弾きましょう。

3、4小節目の左手の和音も緊張感があります。

9小節目から8分の6拍子になりましたが、8分音符の長さはそのままで2拍子に数えます。

9小節目から別のフレーズがはじまるので、最初の音は少し弱くていねいに弾きましょう。

leggiero(軽く)と書いてあるので、それまでと同じ音色ではなく、さっと弱くし、15小節目に向かってじわじわと2小節ごとにパワーアップしていきましょう。

そうすることで大きな音楽の流れができあがります。


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