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◇021.善人で構成されていた、という事実 | 小田急線内刺傷事件について

今、登戸から快速急行に乗り込んだ。


数日前、小田急車内で刺傷事件があったことを皆さんもご存知かと思う。(被害者の方、その場に遭遇された方の一刻も早い心と体の回復をお祈り申し上げます。)



ユーザーとして一言で非常にショックだった。


事件があった区間の乗車時間は確かに長く、実は速報を見た時から


"狙ったのであればかなり計画的で恐ろしい"


と思っていたが、的中してほしくない憶測は虚しくも当たってしまった。


自分が勝ち組の女性がどうかは分からないが、無差別での事件という意味では電車を使うことに少し恐怖心を覚えた。



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当たり前と思ってた電車での日常は、この事件を踏まえて考えると善人者で構成されているということになる。知らない人と密室の空間に長ければ数時間にわたって一緒にいるわけだし、満員電車なんてそれこそ仲がいい友達よりも距離が近いことだってあるのに、ある意味で善良な方々に囲まれていたんだなという感謝すべき事実。


そして、善良な方という観点で被害者女性の手当てにあたった看護師さんの証言も動画で見させていただいたのだが、本当に素晴らしい方だった。動画の終始、感謝や気遣いの言葉しかなかった。事件当時も大きな声でタオルがあるかと声を出し、傷口を止血して手を握って励ます。私だったら、きっと一目散に他の車両に駆け込んでいたと思う。知らない大勢の人の前で大きな声を出すこともできるのかどうか、と言ったところだ。(HSPだからか分からないが、昔から感情移入する癖があり、映画でもドラマでも血がまともに見られない。事件現場に遭遇していたら気絶してたんじゃないかと思う。)



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yahooのニュースページを見ると刺傷事件は毎日のペースで起きているのではないかと思ってしまうほど多い。残酷な内容も非常に多い。

許されるべきことではないが、加害者もいち人間であって、こういう事件を起こしてしまう何か事情を抱えてしまっているということに目を背けてはならないと思う。一概にはいえないが、幼少期の環境、人間関係が影響していることが多いのではないだろうか。


私は専門家でもなんでもないが、家庭の中でも愛だったり、または周りの人たちからの関心だったりが、その人の性格や人格を大きく左右するのではないか?と思っている。もっと突き詰めると食や趣味生活、何気なく浴びている言葉、普段触れているコンテンツなどが人そのものを作り上げているのではないか。






本当に難しい問題だが、この世の中を本当の意味で善人で構成するためにも、まずは自分を含めた身の回りの人から大切にしていこうと思った。



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