武士道の7つの徳目

おはようございます。
心理カウンセラー 池田廉です。

この記事では、思想家 新渡戸稲造先生の教えをもとに、
「武士道の7つの徳目」について紹介しています。

自分を知り、原点回帰するきっかけとなれば幸いです。

では一つずつ、7つの徳目を紹介していきます。

①義

・人として正しい道
・己の為すべきことを正しく判断する

②勇

・義を見てせざるは勇無きなり
・自分の正しさを実行できる勇気

③仁

・王者に求められる徳
・愛、寛容、憐れみの心

④礼

・相手への思いやりを表現する
・優美であり、品があり、無駄がない

⑤誠

・嘘をつかない、誤魔化さない
・武士に二言は無い

⑥名誉

・誇り(命よりも大切な価値)
・恥を嫌い、恐れる

⑦忠義

・主君への忠実さ
・勇気を持って、過ちを正す


いかがでしょうか?
以上7つが、武士道の7つの徳目でございます。

今の自分自身に照らし合わせ、どの項目が習得できていて、
どの徳が習得できていないのか、確認してみましょう。

徳が備わっているかどうかを判断しやすいのは、
何かアクシデントが生じた時のことを振り返ってみると判断しやすいです。

普段何気ない日常の中で、徳を考えながら生きることは容易ではなく、
日々私たちはほとんどの選択を無意識に行なっているものです。

大事な選択をする際に、徳がある判断かどうかを見極める材料になると
幸いです。


ここで、徳川光圀の言葉を紹介しておきます。

「生きる時は生き、死ぬべき時に死ぬこと、それが真の勇気である。」

潔さや、美しさが滲み出ている、素晴らしい言葉です。


・真に勇敢な人間の心は、常に穏やかである

・地震にも動揺せず、嵐を笑い、歌を詠む

・勇が備わると、落ち着きが表に出る


心穏やかに生きていくためには、勇が必要であり、
勇とは、何事にも怯えることのない、心構えにあるのです。

どんな状況をも受け入れる覚悟があれば、
自然にも、人にも、堂々と向き合うことができるでしょう。

常に、不安や恐怖が心を支配しているならば、
そこに正面から向き合い、受け入れる心を作ることが肝要です。


最後に、伊達政宗の言葉を紹介します。

「度が過ぎた礼は、へつらいである。」

相手への思いやりや優美、品性は大事ですが、そこに重きを置き過ぎると、
自分の尊重が損なわれ、相手に奉仕するだけのへつらいになります。

何事も適度さを失わないように努めましょう。

適度に、武士道の良さを吸収し、活かしていければいいですね。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。


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